【後編】高木さんと陽介さんが振り返るOCEAN TOKYO10年の波乱万丈とこれからの10年

高木・三科コンビの第2章が終わり、陽介・七五三掛が仕掛ける第3章が始まる!

 

 

―陽介さんは、この先10年OCEAN TOKYOはどうなっていくと思われますか?

 

陽介 10年前に共同代表と高木で始めたのが第1章、次に高木と三科が作ってきたのが第2章だとしたら、これからは七五三掛と僕という新しい世代で作っていく第3章が始まると考えています。この10年で美容業界もOCEAN TOKYOも変わってきましたが、新しい10年を作るのは、僕たち新しい世代、その下に雨宮雄三(OVER代表)や出井直助(WEST代表)も控えています。だから最近は、「高木さんと三科さんは、もう引っ込んでいてください。これからは僕たちの時代なんで!」って言っているくらいです(笑)。

高木さんたちが時代に大きな変化をもたらしたように、次の10年は僕たちが中心になってもっと面白いことをしていきます。今はもうOCEAN TOKYOというブランドがすでにあるわけで、その中で変えていかなきゃいけないことと残していくべきことの分別をつけながら、みんながワクワクすることにチャレンジしていきたいです。

 

 

高木 陽介もアイデアをいろいろ出してくれているし、OCEAN TOKYOはマネされてなんぼだと思っているので、ほかのサロンも冒頭でお話ししたプレゼン制をぜひマネしてほしいですね。だって、そうじゃなかったら原宿や渋谷の美容室がどんどん忘れられて、イケてる文化がなくなっちゃう。

今、若者の憧れは原宿じゃなくて韓国じゃないですか。それを、「やっぱりおしゃれしたいなら原宿でしょ」って時代にするのなら、OCEAN TOKYOだけの力じゃなくていい。みんなで変化を作る。うちはさらに変化して進化していく。

あとは、10年のうちに1か月に1回、2か月に1回だった美容室に行くタイミングがもっと頻度が上がって2週間に1回になるんじゃないかな。今、コロナ禍も終わり、イージーにいろいろなところに行ける中で、客単価を上げることだけでなく、美容室ももっとサクッと行けるようになれば、美容室そのものの価値を高められると思いますよ。

 

―10年以降のOCEAN TOKYOも楽しみです! 本日はありがとうございました!

 

プロフィール

 

OCEAN TOKYO

代表/高木 琢也 (たかぎ たくや)

千葉県出身。早稲田美容専門学校卒業。都内1店舗を経て2013年9月にOCEAN TOKYOを立ち上げ、現在は原宿、渋谷、大阪など8店舗を展開。月間技術売上1200万円を達成、ホットペッパービューティーアワードベストスタイルメンズ部門三連覇をするなど業界でも注目を浴びる。2018年10月にNHK「プロフェッショナル~仕事の流儀~」に出演後、本田圭佑に次ぐ二人目の二度目の出演者として2019年5月に再登場。現在は4度の出演を果たしている。2019年5月22日にはじめての著書「這いつくばった奴が生き残る時代道あけてもらっていーすか?」(宝島社刊)を上梓。カミカリスマアワード2022、2021、2020(主婦の友社)では、メンズカット部門で唯一の三つ星を3年連続で獲得した、業界の圧倒的カリスマ美容師。

 

OCEAN TOKYO Sunny

代表/陽介(ようすけ)

千葉県出身。日本美容専門学校卒業。都内の有名クリエイティブサロンを1店舗経験後、OCEAN TOKYOオープニングスタッフとして参画。メンズ・レディースどちらも高度な技術をもつOCEAN TOKYOの二刀流スペシャリスト。可愛さとカッコよさを備えたスタイルで数多くの雑誌のヘアを担当。営業戦略チームとして全店舗の数字戦略を立てると共に、さまざまな企画を打ち立てOCEAN TOKYOを牽引している。

 

(文/須川奈津江 撮影/松林真幸)

 

 

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