お客さまが来てくれるなら、バズらなくていい。ONYX 郷家拓斗さん #Z世代のスター発掘
意識が高い人に囲まれて、自分の行動が変わった

新しい環境に移って変わったことは数え切れません。ただ、今振り返ると、自分にとって一番大きな出来事はKOUSEIさんに出会えたことだったと思います。
それまで、身近に“憧れの存在”みたいな人はいなかったんです。でも、ONYXで働き出してからは、間近で見るKOUSEIさんのカリスマ性や実績に圧倒されて…。「自分も誰かから憧れられる人になりたい」というビジョンが現実的になり、仕事に向き合う姿勢が変わりました。
まず取り組んだのは、SNSでの発信です。前社でも多少はやっていましたし、実は、美容学生時代に載せた自分の写真がバズったことで、フォロワーはずっと2万人ほどいたんですよ。ただ、そのフォロワー数が集客に全く繋がっていなかった。SNSを見て来店されるお客さまはほぼいないような状況でした。

─それまでは、どんな内容を投稿していたんですか?
髪質改善を打ち出していたこともあり、バックショットの写真が多かったですね。前社はSNSで集客をする社風はあまりなかったのと、僕自身、SNSで自分を出すことに恥ずかしさがあって…。でも、ONYXでは周りも当然のように発信しているし、伸び悩んでいる自分が「恥ずかしい」とか言っていられないなと。スタッフに作り方を教えてもらってカウンセリング動画を載せたり、打ち出しもONYXのブランディングを活かしたレイヤーカットに変えてみたりと、新しいことに挑戦しました。
ただ、しばらくは手応えがありませんでした。レイヤーカットはトレンドだからこそ、同じような発信内容の人が世の中にたくさんいるじゃないですか。そこに埋もれてしまい、見つけてもらうことができなかったんですよね。
発信を続けながら「自分にしかできないことってなんだろう?」とずっと考えていました。そこで思い至ったのが、それまで磨いてきた髪質改善の技術と、レイヤーカットを組み合わせたブランディングです。
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髪質改善をメインでやっている人は、いかに髪を綺麗に見せるかに重きを置いているので、仕上げの写真で髪を巻くことはあまりありません。それを逆手に取り、髪質改善の艶を見せるためのバックショットでも、レイヤーを巻いて動きをつけたり、丸みのある仕上がりにすることで、自分にしかないブランディングに繋がるのではと思いました。
─そこからは、一気に反響が?
いえ。インスタのおすすめに載るようになったり、狙ったメニューでお客さまが来るようになるまで、半年ほどかかりましたね。

燻っていた現状を変えたいと思ってONYXに飛び込みましたが、環境を変えただけで全てが変わるほど甘くはないことを実感しました。SNSの継続も含め、やるかやらないかは全て自分次第。でも僕の場合は、意識が高い人たちの中に飛び込んだことで自分の行動が変わったので、この選択は間違っていなかったなと思います。
入社1年で売上トップに。この先に描くキャリアは?

─伸び悩んでいた期間、SNSの発信は辛くなかったですか?
難しさは感じていましたが、辛くはなかったです。そもそも、僕は「投稿をバズらせたい」という気持ちはあまりなかったんですよ。バズったらもちろん嬉しいけど、目的は再生数やいいねの数ではなく、お客さまを呼ぶこと。そう割り切って、あまり一喜一憂しすぎないようにしていました。カウンセリング動画も、バズらせるためではなく、僕自身の人となりを知ってもらい、予約につながればという思いのもと投稿していました。
─KOUSEIさんから、現在売上トップだと伺いました。伸び悩んでいたとは思えない大躍進ですね。
ありがたいことに、スタイリストの中では1位になることができました。「いつか1位を獲ってみたい」という気持ちはずっとあったものの、思うように数字が伸びず…。正直、しばらくは1位なんて夢のまた夢、みたいな感覚だったんです。

でも、そこで諦めて「楽しくやれたらいいや」と思えるタイプではなくて。毎月改善点を出して、トライアンドエラーを繰り返しながらようやく達成できました。とはいえ、まだまだ現状に満足はしていません。さらに上を目指していきたいですね。
6月からは、店長を任せてもらうことになりました。同世代と話していると、役職に就きたくない人も多いように感じますが、僕自身は上に立てる人間になりたいという気持ちが強いタイプ。今はまだ店長ですが、もっと責任のある仕事を任せてもらえるようになりたいと思っています。
今は、独立願望よりも「ONYXの中で、なくてはならない存在になりたい」という気持ちが強いですね。技術面もさらに磨いていきたいですし、1000万円のような大きい数字を叩き出せるよう、真摯に仕事に向き合っていきたいと思います。

- プロフィール
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ONYX本店/店長
郷家拓斗
北海道出身。早稲田美容専門学校卒業後、新卒で都内サロンに入社。5年間勤めた後、ONYXに入社。縮毛矯正・髪質改善とトレンドのレイヤーカットを組み合わせたスタイルで人気を集めており、現在入社2年目にして、スタイリスト内で売上トップに。2026年6月からは店長を勤め、後輩の育成にも力を入れている。
Instagram:@takuto_goke
(文/岩木日向子 撮影/菊池麻美)
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