インスタで「♡」を増やす撮影テク。女性をかわいく撮るには女心を知るべし!

女の子はもっとかわいく撮れる!やりがちなNG写真

 

カメラへの知識が少ない美容師にとって、インスタグラムで「いいね」をたくさんもらえるような、きれいな写真を撮影するのは難しいかも?! そこで、ちょっとした気遣いで写真の印象が変わるポイントをNG例と共に花盛さんに教えてもらいました。

 

1.表情がイマイチでポーズが不自然 あるある

 

 

「指示もなく直立してもらうと女の子は緊張してしまい、表情が固くなりがちです。この場合、座って足を組んでもらうのがおすすめ。肩の力が抜けて、表情もやわらかくなります。あと、直立の場合手持ちぶさたから、後ろで腕を組む子も多いです。それだと不自然な立ち姿になるので、髪を触ってもらうなどすると、ポーズが自然になります。

 

2.姿勢と顔の向きが悪い あるある

 

 

「身体の姿勢が悪く、さらに目線が下がるとかわいくないです! こういうときは、身体と顔の方向を逆に、振り向くように顔を向けてもらうとかわいくなります。あと、真上からのライトはどうしても顔に影ができるから、表情が暗く見えちゃいます。照明を消したり、消すのが難しい場合は真上にライトがこない位置にモデルさんを移動して撮るといいですよ」(花盛さん)

 

3.下からあおる&背景が邪魔 あるある

 

 

「下からあおって撮ると、顔が大きく見えるので、女の子は基本的に下から撮らないこと。正面、もしくは少し上から撮ると小顔でかわいく見えます。もし、あえて下から撮るなら、視線を上げるとポジティブな雰囲気の写真になりますよ。

 

あと背景も気をつけたほうがいいと思います。外で撮影した場合、身体の後ろに電柱などが写り込んでるとかわいい女の子も台無しです! 外での撮影は、光や背景がコントロールしにくく実は難しいため、室内の白壁がおすすめ。髪もキレイに見えて、背景を気にすることもなく撮影に集中できますから。」(花盛さん)

 

4.黄色い光&生っぽいエロが出る あるある

 

 

「地下のサロンや夜の屋内撮影など、電球の下で撮ると光が黄色くなります。そうした写真は、本来の髪色が分かりにくくなるので、カラーやスタイルを見せるフォトには不向きです。光は、朝から昼くらいの自然光がベスト。カラーリングがキレイに見せられます。勤めているサロンで撮るなら、何度も撮影することで光の入り方が読めるようになってくるはずです。また、膝を抱えたポーズや寝ころがった写真は、夜のお仕事っぽく生々しいエロに見えちゃうので、あまりしないほうがいいですね」(花盛さん)

 

NGポイントを改善するとこれだけ違う!

 

 

花盛さんのアドバイスを参考に撮影した写真がこちら。ポイントをおさらいしていきます!

 

Point1.表情

好印象に見える笑顔が基本。実際に足を組んでもらって撮影したのでリラックスしているのがわかります。楽しそうで、こんな雰囲気になりたいと感じさせる力がありますよね!

 

Point2.撮影角度

下からあおらずに、正面から撮影!

 

Point3.ポーズ

毛先に触れるようなポーズをしてもらいました。後ろで手を組むより、実際に手を動かしてもらうことでぎこちなさもなく、ナチュラルな印象です。

 

Point4.背景

基本の白壁で撮影。ヘアスタイルもわかりやすく、撮影に集中できます。

 

Point5.光

正しい髪色を伝えられる自然光がベストですが、地下のサロンや夜は難しいので、ライトが真上から当たらない位置で撮影。顔に不自然な影が出ないので、表情がよりやわらかく見えます。

 

 

 -Profile-

 

 

フォトグラファー

花盛友里(はなもりゆり)

1983年大阪府生まれ。ファッション誌や音楽誌、広告などのポートレートを手がける。2017年、約50名の女の子たちが登場する写真集「脱いでみた」を、2018年1月には「寝起き女子」を発売し、女の子の共感を集める。

 

取材協力monogram

(取材・文/土屋美緒 撮影/インタビュー 河合信幸、撮影例 リクエストQJナビ編集部)

 

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