習慣化すれば結果が変わる! できる美容師のメモ&ノート&手帳術

 

忙しいサロンワークや撮影をこなす美容師の、「デキる」秘訣は、メモ、ノート、手帳術にあり!各自、目的やシーンに合わせて実践しているようです。ここでは今すぐ取りれたくなる事例をご紹介します。(この記事は、リクエストQJ2018年6月号に掲載されました)

 


 

<夢を叶える手帳とプロジェクト別ノート>

東京・原宿 grico エザキ ヨシタカ さん

 

 

メモする者だけが成長する! 人との会話に「フックをかけろ」

 

 夢を叶える手帳術について既に著書で公開しているエザキヨシタカさん。当企画に当たって改めてお話を伺いに行ったところ、「実は、つい昨日も『メモやノートは大切だと思って、スタッフに『いつでもメモを取れ』と伝えたばかりなんです」と話してくれた。

 「特に自分は、大好きな人と話していると必ず『これは』という言葉に出合える。その時はすぐにメモをするクセをつけています。僕がいただいた言葉は、あとでスタッフにも伝えたいので。スタッフには、メモをして『人との会話にフックをかけろ』と言っています。どんなにいいお話でも、メモをしなければ大体は忘れますから」

 

手帳の1ページ目には、その年のテーマとなるキーワード、数値目標や行動目標10カ条を書き込む。終わったものから線を入れる。

最近は、関わるプロジェクトが増えた。情報整理もノートで行なっている。

 

 

メモやノート、手帳をつける習慣は以前から続けてきたものだ。手帳の第1ページには年間目標を書き、着実にクリアする、もしくは目標を上回る結果を出すことで、自らのステージをプッシュアップしてきた。

 「子どもに『努力しろ』って言う大人っていますよね。子どもは『じゃあ、あんたは努力しているのか』と思ってしまう。僕は、スタッフはいつでも僕の手帳は見ていいよって言っています。僕がどんな目標を持って、どんなことをしているのか、見てくれたらいい」

 

ずらっと並べると圧巻の歴代の手帳たち。目標を読むだけで、エザキさんやgricoの実績が「倍速」で進んでいるのがわかる。

 

 エザキさんがつけてきた数年分の手帳を並べると、どれだけ高い目標を超えてきたかよくわかる。手帳の他に、今年、新たに改良を加えたのがノートの取り方だという。

「いろんな案件でいろんな方と打ち合わせをさせていただく機会が増えて、情報の整理が必要になってきた。そこで始めたのが、1冊のノートに案件ごとにインデックスをつけて整理する方法です。他にも、美容師という概念や、新しい教育について、突然閃きが浮かんでくる。そんな時も必ずノートに残します。この前などは、トイレ中にいいアイデアが思いつきましたけど、無事セミナーに生かしました(笑)」

 

最近はノートの取り方も改良。1冊のノートで複数のプロジェクトを管理できるよう、最初の見開きに「インデックス」を作った。ひとつの案件について複数回ミーティングをするときも、記憶のブランクがなくなったという。

実は、先日サロン内で「メモを取る人だけが成長する」と持論を話したばかり。エザキさんの取材中も入社2年目の寺尾さんが密かに編集部とのやりとりをメモしていた。

 

 

 

 

 

 

プロフィール
エザキ ヨシタカ さん

grico 代表。2009 年、24 歳で原宿にgricoをオープン。2016年原宿にTORA、心斎橋にBECCOを同時にオープン。美容メーカーとの商品開発、会員制コミュニケーションサロン「Multiverse」など、業界内外の多方面で活躍。

 

 

>> 「夢を書き出す」ノート術でダブルワークを実現!

 

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