【失敗談】良かれと思ったのに…! やる気が空回って失敗したエピソード10選

 

お客さまへの配慮はおまかせあれ! 意気込んで接客していたらお客さまの反応がおかしい…!?(28歳/女性)

 

ある日のミーティングで、「お店全体で接客に力を入れる」という方針が発表されました。「言葉遣いや、会話力だけでなく、お客さまの求めていることを先回りして考える力を養うために、日々、接客を意識して仕事するように」と通達があったのです。その翌日から私はさっそく「接客中は楽しい会話をするぞ」と意気込んでいました。

 

そんなとき、ワンピースでお腹がふっくらしたお客さまが来店されました。妊婦さんだと思った私は、どんなことに気をつけて対応すべきかをネットで検索。先回りして、「カラー剤の匂いは大丈夫ですか?」「シャンプーのときの姿勢は苦しくないですか?」など、積極的に声かけをしていました。 そしてふと、会話の中で「何カ月ですか?」と聞いたのです。するとお客さまは、怪訝な顔をされ、「は? 妊娠はしてないですが…」と一言。なんと、妊婦さんではなかったのです…!

 

 

慌てて「何か弁解できる言葉はないだろうか?」と頭をフル回転させました。そしてとっさに、「えっと、いやあ、前回美容室にいらしてから何カ月かな?と思いまして…」と言ったものの、時すでに遅し。お客さまはそこから退店されるまで、ムスっと不機嫌になってしまいました。

 

せっかく気合いを入れ、お客さまのために先回りをして考え行動したのに、大失敗。とくに体型はデリケートな問題なので、この失敗を忘れずに今後は気をつけようと思いました。というか、妊娠に関わる話はプライベートな話題なのでお客さまから話してくれるまで聞かないほうがいいですね…。

 

「あの人誰だっけ?」お客さまからの質問にドキドキ…!? その場は乗り切ったものの…(41歳/女性)

 

だいぶ昔の話です。お客さまから、「今たくさんテレビに出てる、あの人! 名前なんだっけ!? ほら、あのドドスコの人!」と聞かれました。しかし恥ずかしながらテレビをあまり観ていなかった私は、誰のことかまったくわからず…。しかも、「美容師たるもの流行の最先端を知っていないと!」と張り切っていた若手のころだったので、正直に言い出すこともできません。急いで検索して調べてみると、当時大ブレイクしていた、楽しんごさんという芸人さんだと判明。すぐさま接客に戻り、あたかも今、思い出したかのように「あ! らくしんごさんね!」と言いました。

 

お客さまは、「あぁ! あれってらくしんごさんって読むんだ!」と言って、そこからひとしきり「らくしんごさん」の会話が美容室内に響き渡りました。しかし、お客さまが帰った後、アシスタントの1人から「らくしんごじゃなくて、たのしんごさんですよ」と言われたのです。

 

知ったかぶりをしていたことがバレ、恥ずかしい思いをしただけでなく、後輩のアシスタントからは「歳はとりたくないですねぇ…。流行りの芸能人にもうとくなっちゃうなんて」と言われ、とても悲しい思いをしました。

あのお客さまが、どこかで楽しんごさんのことを「らくしんごさん」として得意になってお話ししていないか、今でも心配しています。

 

>超タイプのお客さまが来店! ウキウキで施術したものの…

 

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