美容の先のニーズに応える! ユニークな物販を展開する注目の美容室3選

3.オーダメイドも可能! 本格的な古着販売を行う『little hair

 

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プロフィール

サロン名:little hair(リトルヘアー)

URL:http://ameblo.jp/little0707/

場所:熊本県熊本市中央区坪井4-1-1コマキビル2階

オーナー名:原田 真助(はらだ しんすけ)

 

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-美容室のコンセプトをお教えください。

 

店内は1席のみの完全予約制なので、「一人ひとりのお客さまを大切に」をコンセプトに、丁寧な接客、施術を心がけています。

 

また、僕は元々古着屋で補正やリメイクを行っていたのですが、結婚した妻が美容室をオープンさせたことを機に、広い待合スペースを生かして古着の販売を始めました。

 

-現在お店ではどういった商品を販売されていますか?

 

最初は自分でセレクトした古着を並べるだけでしたが、今では古着に加え、自分のブランドのオリジナル製品や、知人が営む人気のモロッコ雑貨屋「ワランワヤン」の日用雑貨も取り扱っています。またオーダーメイドの洋服・アクセサリー作りやお客さまが持ち込んだ洋服のリメイクも行っています。

 

-その商品を販売することのメリットや、お客さまからの反応を教えてください。

 

美容室は女性のお客さま、古着の販売に立ち寄る方は男性のお客さまが多いですが、お客さまが2つの間を回遊しているなと相乗効果を感じます。また、熊本は「自分だけのものが欲しい」「人と同じはいや」という個性的な人が多いので、オーダーメイド制の商品は特に反応がいいですね。顧客になっていただくほど、オーダーメイドの依頼が多くなってきます。

 

—今後、取り扱う物販をどう展開していきたいですか?

 

以前ドイツのベルリンに自分で作った洋服や帽子を身につけて行ったのですが、「それいいね」と言ってくれる人々の反応の早さに魅力を感じたので、3年後にはベルリンでも洋服のリメイクを扱う店を出したいと考えています。姉妹店のようなかたちでベルリンに出店することで、ドイツと美容室内の販売との間にも交流が生まれるので、そうした形でスタッフにも楽しさを与えたいと思っています。

 

<まとめ>

ヘアスタイルの施術だけでなく、その延長線上にあるニーズに対して多角的なアプローチで応える。ご紹介した3店舗に共通していたのは、まさにこれからの美容室に求められるであろう、柔軟なあり方でした。「お客さまのニーズにいかに応えるか」という考えの上で生まれる物販は、今後も美容室のプラスアルファの魅力として発展していきそうです。

 

(取材・文/阿部夕華)

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