ICHIGO×森越道大が語る「美容業界の未来」と「デジタルの可能性」とは?デジタル時代を勝ち抜くブランディング・教育・SNS活用の真髄

 

AIは仕事の“相棒”になる

 

――ところで、森越さんが運営する「デジサロ」は、具体的にどんな活動をしているのですか?

 

 

森越:美容業界のデジタル基盤を構築しています。会員向けにAIツールや福利厚生を提供しており、IBAの会員も同じインフラを利用できます。ChatGPTに課金しなくても、高精度のAIを使える環境が整っているんです。

 

ICHIGO:私は福利厚生を使ってますが、なにしろデジタルに弱い化石タイプで…(笑)。ちゃんと使いこなせているか心配です。

 

森越:『AIコンシェルジュ』というのがありまして、ICHIGOさんのAIクローンを作ろうかなと思って。お客さまと自動でチャットしてくれるんです。質問に答えたり、集客サイトとの連携による予約も可能になってきます。さらにヘアの画像を送れば相談にも乗れるので、うちのサロンの個人美容師はほとんどがAI化していますし、サロン単位でのAI導入もどんどん進んでいます。

 

 

ICHIGO:すごーい!

 

森越:お客さまからの問い合わせや髪の相談も、すべてAIが自動で対応しています。キャンセルや予約変更もAIが処理してくれるので、本当に楽なんです。しかも、キャンセル時は相手がAIのほうが気が楽というお客さまも多いですね。

 

ICHIGO:確かに。24時間対応できるのも、お互いにとって便利ですね。

 

森越:そうなんです。お客さまはアプリを無料で使えますし。集客サイトの作成やInstagramの投稿文作成もしてくれます。最新の「アイプロデューサー」というAIは、セット面に設置すれば会話を自動で学習してカルテに保存し、リマインドも自動化。SNSと連携すれば、そのやりとりも学習します。まったく問題なくコミュニケーションできますよ。

 

 

ICHIGO:教育にも使えそうですね。「このデザインの眉毛の作り方は?」って聞いたら答えてくれるとか。自社商品についても学習させたいな。

 

森越:スタッフ対応も、お客さま対応もできます。最近fifthの木村くん(fifthグループ代表木村允人さん )のAIを作ったんですけど、彼のセミナーの資料を全部学習させているので、内容を丸ごと説明できるんですよ。こうした仕組みをデジサロでどんどん作って、他の社団にもサービス提供していきたいんです。そうすれば、美容業界は異業種の高額なサブスクに頼らずに済みますし、業界全体に貢献できます。

 

ICHIGO:素晴らしいです。仕事の効率化にも、かなり良さそうですね。私のAIコンシェルジュは、どれくらいの日数でできあがりますか?

 

森越:データがあれば、1日でできますよ。

 

ICHIGO:え、1日ですか!? 森越さん、いろいろ教えてください…ほんと心強いです(笑)。

 

 

 

>“伸びしろ”だらけのアイ業界

 

 

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