「好きな美容師ランキング2023」二連覇達成のRYUSEIさんが振り返る2023年と2024年の衝撃的な野望とは…!?

もっともっとうまくなりたい――アシスタント1年目と同じ熱量で焦っている……!?

 

 

QJ編集部:クリエーションにも力を入れた1年ということでしたが、昨年はヘアショー『TOKYO HAIR NIGHT』も印象的でした。

 

RYUSEI:ありがとうございます。自分たちが美容学生の頃に憧れていたサロンって、やっぱりクリエーションが強いところが多かったけれど、今やその様相は変化してフォロワー数や売上という数字で判断される時代になりました。そんな中にあってもやっぱり未だにクリエーションを通じて独自の世界観を表現している美容師さんってかっこいいじゃないですか。ピカソ本人の顔よりピカソの描いた絵のほうがよく知られているように、僕も、作り上げるスタイル自体が自分のキャラクターになるような美容師でありたいんです。今まではどうしてもRYUSEI自身が先行していたところがあるので。

それで言うと、クリエーションの分野ではまだまだ技術力も経験もないので、今年は技術を身に付ける年にしたいです。

 

 

QJ編集部:ここからさらに技術を身に付けるには具体的にどんなことをするんですか?

 

RYUSEI:シンプルに、練習量を増やします。今、まるでアシスタント時代かのようにすごく焦燥感があるんです。例えば、僕はサスーン育ちなので、均等なバランスに美学があるんですよね。でも、クリエーションの世界ではその均衡を崩したり左右非対称にすることが求められる場面も多い。それを考えると、まだまだ自分には美容師としての奥行きがないと思います。

これまで、僕は何か一つの技術に“特化”することこそが大事だと考えていましたが、クリエーションでは違うんですよね。思い描いているスタイルがあるのに、できない技術があったら作れないですから。もちろん、ブリーチやカラーを極めた自信はありますが、時間を戻せるのなら、ベーシックな技術をすべてできるようになってから何か一つに特化するべきだったと今では考えるようになりました。

 

 

>2024年の切なる野望、インスタを消して、海外でゼロから美容師をやりたい……!

 

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