【Say./COA/fifth】地域のサロンが主役に代わる。トップサロンの出店戦略にみた新しい可能性【タブロイド版リクエストQJより】

 

Case2 : COA

ハイプレイヤーサロンCOAが挑む!一人の従業員を守るための出店計画

 

<COA>

2021年10月、小西恭平と青木大地による『COA』を銀座に出店。億越えの資金で110坪という規模感が話題になる。2022年9月、同ビル内テナントに2店舗目を出店。2023年2月、ヘアケアに特化した郊外型サロンを千葉駅直結の新築物件にオープン予定。

 

COA

代表

青木 大地

1989年生まれ、香川県出身。国際文化理容美容専門学校卒業。渡英してヴィダルサスーンでカットを学び、帰国後は都心の有名店に入社。アシスタント時代から月150万を売り上げ、デビュー後は600万プレイヤーに。艶髪のプロフェッショナルとして、メディアから注目を集める。その後、フリーランス期間を経て2021年10月、銀座に『COA』を立ち上げる。オリジナル商品の開発責任者としても活躍中。

Instagram:@daichiaoki99coa

 

ブランドサロンという野望はとっくに叶えてしまった感のあるCOAだが、その視線の先は郊外に向かっているらしい。

 

「ハイプレイヤーには適正がある。COAのスタイリストになれば、売上を上げることは可能だけど、その犠牲もついてまわる。ワークライフバランスが問われる時代ですが、ヘアサロンの課題はまだまだありますよね。勤務時間外の仕事、有休消化率の低さ、教育システムなど、これらの問題をクリアしていきたい。スタッフを守るためには、会社としての収益の柱を少し変えることも必要だと考えています」

 

郊外出店で想定しているのは、小規模サロン。生産性はやや下がるかもしれないが、そこを補うのがCOAのオリジナルプロダクツ。ホームケア用アイテムはもちろん、サロンメニューの商材もCOAオリジナルというから驚きだ。

 

「実は画期的な縮毛矯正の技術を開発したんです。ブリーチ毛やエイジング毛などバージン毛以外の髪質なら、毛髪診断することなく同じ薬でできてしまう、という技術です。しかも縮毛矯正しながらカールも付けられるんです。ちなみに酸熱トリートメントも自社開発しています。郊外型サロンではヘアケアやヘッドスパを中心としたメニュー展開を予定しています」

 

出店場所は、原則としてスタッフが居住するエリア。例えば産休中のスタッフでも無理なく復帰できる場所。

 

「酸熱の放置時間は20分あるので、時間の使い方を選択できます。プラスヘッドスパは座ってできるから体の負担も少ない。もしハイプレイヤーとして仕事をしたいなら銀座に異動できるので。個々のスタッフが選べる環境づくりを目指しています」

 

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