イチローリスペクトの積み上げ型美容師!Dimo&浅倉一馬を育てたコトダマ

 

第一線で活躍する美容師の人生を変えた「恩師の言葉」を紹介する「美容師のコトダマ」。今回は「極上のハイライト」と「お悩みと骨格に合わせたショートカット」で訪れる人を幸せにする「Dimo&」のショートカットの匠、浅倉 一馬さんのコトダマを探りました。カリスマ美容師ブームの火付け役となったサロンで出会った先輩・同期たちからのコトダマは必見! まさに今伸び悩んでいる美容師さんに読んでいただきたいインタビューです。

 


 

お前は継続力に長けている。繰り返しやれる。誰よりもやって常に美容人であれ

 

 

僕は自分の車のナンバーをイチローさんの背番号と同じ51にしてしまうくらい、イチローさんをリスペクトしています。プロ野球の世界では、決して体が大きいわけではないイチローさんが、コツコツと積み上げて世界一のプレイヤーになった姿は、努力型の自分の理想です。

 

正直に言って、僕は美容師として才能に恵まれているタイプではないと思っています。人より飲み込みが遅いし、叱られることも多いし、典型的なダメキャラで、それを自覚していました。

 

 

そんな僕に対して、厳しく指導してくださったのが、前職のサロンで一緒だった現Ways TOKYOの木村一平(きむらいっぺい)さんです。未来のビジョンを叶えるためのロードマップを詳細につくり、1日のスケジュール管理から徹底的にやる厳しい先輩でした。叱られることが大半だったのですが、あるとき何気なくかけられた言葉が、スッと僕の心に入ってきたのです。

 

「お前は継続力に長けている。誰よりも同じことを繰り返しやれる。だから、誰よりもやり続けて、常に美容人であれ」

 

言った本人は絶対に覚えていないと思うんですけれど、僕自身はずっと覚えているんですよね。厳しい言葉が9割で、ほとんど褒めてくれなかった木村一平さんが言ってくれた言葉だからこそ、信用していいのかなと。それに、ビジョンを描いて、毎日の行動に落とし込むという考え方をインプットしてくれたことが、今の自分につながっていると思います。

 

寡黙な職人が生み出した「紺野ショート」

 

 

僕はインスタグラムで「浅倉ショート」と命名したデザインを発信しています。「浅倉ショート」がきっかけで、Instagramで僕を知ってくださる方が増えてきました。

 

そのきっかけをくれたのが、Unpluggedの共同代表をしている紺野 善仙(こんのよしのり)さんです。僕は勝手に師弟関係だと思っているので、プライベートも含めて親しくさせてもらっています。

 

一緒に働いていたころは、休日に撮影をしているところに同席し、いろいろと学ばせてもらいました。僕がイメージする「職人」という言葉にもっとも近いのが、紺野さんです。職人としてブレイクする過程を、間近で見せていただきました。

 

 

紺野さんは、一匹狼のような独特なオーラがあるけれど、私生活ではボーッとしているような感じなんですよね(笑)。でも、やりたいことに対しては、徹底的にフォーカスしてやり込む。その姿勢に惹かれたし、僕の生き方の手本を今も背中で見せてくれています。

言葉より姿勢で示してくれる人なので、紺野さんから言われた言葉というのはないのですが、その行動がさまざまな言葉になって僕の中に息づいています。

 

最初は紺野さんのモノマネから始まりましたけれど、試行錯誤を重ねて今では「浅倉ショート」を胸張って打ち出せるようになりました。そのきっかけをくださったのが、紺野さんです。

 

 

>「ゴールはここじゃない。俺らのゴールは一緒だ」

 

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