「稼げるようになる!」少年時代の屈辱が原点 絶望の淵からの大逆転劇を導いた nex the salon coall村田 勝利のコトダマ

 

第一線で活躍する美容師の人生を変えた「恩師の言葉」を紹介する「美容師のコトダマ」。

今回は、月売上1500万円を突破するショートカットに似合わせ王、nex the salon coallの村田 勝利(むらたしょうり)さんです。今でこそ、美容業界の成功者の一人として名前が上がる存在ですが、経済的に苦しい時代も長かったのだとか。下剋上を目指す美容師さんにぜひ読んでいただきたい珠玉のコトダマ連発です。

 


 

クラスメイトの無邪気な一言「お金がないって惨めだな」

 

 

子どものころ、僕の家は貧しかったこともあり、誰が着ていたかもわからないお古を着ていました。ボロボロな上、サイズがあっていないからブカブカだったんですよ。小学校のクラスメイトに「お金がないって惨めだな」と言われたことを覚えています。子どもって無邪気にそういうことを言うから残酷ですよね。

 

でも僕は、その屈辱的な言葉を聞いて、強い意志が芽生えました。「大人になったら絶対に稼げるようになってやる!」と。子どもは家庭環境を選ぶことができません。でも、自分の将来は自分で選ぶことができる。過去を覆してやろうと決意しました。あの屈辱が、自分自身を変えるための原点になっていますね。

 

ちなみに、中学、高校時代もお金がなかったので、ありとあらゆるアルバイトをしてお金を稼ぎ、そのお金で美容専門学校に入学しています。

 

プロとしての姿勢を問う「服装は美容師の鎧だ」

 

 

以前勤めていた美容室の総店長から「服装は鎧だよ」という言葉をかけられました。最初は正直、その言葉の意味が全く分かりませんでしたが、徐々にその言葉が意味することを理解するようになりました。

 

美容師としての服装は、単に自分を飾るためのものではなく、仕事に対する姿勢やプロフェッショナルを表現するものです。好きな服を着たいとか、おしゃれをしたいからという理由で美容師になることを否定するつもりはないけど、自分はお客さまからお金をいただいているのに、おこがましいと思っちゃうんですよね。

 

僕は、お客さまが美容師に求めるのは、清潔感とか身だしなみだと思っています。だからこそ、白いTシャツなど清潔感のある服装を心がけ、常にお客さまに対して最善の印象を与えることを大切にしているんですよ。

 

「服装は美容師の鎧だ」というのは、僕が美容師としての自分を磨くための基盤です。

 

 

>最も尊敬する代表の言葉 「器を広げる」

 

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