「俺らだったら大丈夫でしょ」友の言葉を信じて、売上3倍。そして教育者へ―美容師のコトダマfifth上原俊樹さん―

信じてやり切った先に、月350万円の売上があった

 

 

メンズに振り切ってから、さらに売上が伸びるきっかけになったのが、ツイスパでした。

ちょうどソフトツイストとスパイラルパーマが流行っていて、「じゃあ、その間を取ってツイスパやろう」となったんです。

 

そのとき木村「俺がマッシュのツイスパやるから、かんちゃんはセンターパートのツイスパやって」と言ってきました。

 

それまで僕らはSNSをそんなに動かしていなかったんですけど、ちょうどコロナの時期で、時間があって。同級生がSNSを使って集客に成功しているのを見て、じゃあ、自分たちもやってみようと。

モデルを呼んだり、来てくれているお客さまに提案したりして、とにかくツイスパをやりまくりました。作品撮りもして、360度どこから見てもシルエットがきれいに見える動画を撮って、SNSに上げる。ひたすらそれをやり続けたんです。すると、当時はまだメンズパーマをSNSで打ち出している人がそこまで多くなかったのもあって、かなり反応があったんです。

 

 

僕がセンターパートのツイスパを出すと、センターパートのお客さまが来る。木村がマッシュのツイスパを出すと、マッシュのお客さまが来る。「打ち出した通りにお客さんが来るんだ」と思って、すごく面白かったですね。毎日投稿していたのでフォロワーも伸びたし、売上も一気に上がりました。売上も、メンズに振り切って月200万円くらいまでいっていたところから、ツイスパを始めて、月350万円くらいまでいきました。

 

 

現場トップとしての戦略と覚悟

 

 

その後、木村が経営の方に回ることになり、プレイヤーとしては僕が一番上になりました。マッシュは木村、センターパートは僕とスタイルを分けてやっていましたが、木村はあまり現場に立てなくなる。そのタイミングでまた木村が、「前髪を下ろしても上げてもいけるツーウェイのスタイルにしなよ」と。それが当たってまた売上も伸びていきました。

 

当時は単価もまだ安くて、売上400万いったらやばいよねと言っていて。その年の12月に400万にチャレンジすることにしたんです。今と違って、新規のお客さまが1万円くらいの時代です。3列で営業していましたが、その3列も全部埋まっていました。残り数日になったところで木村が売上を計算すると、あと5、6万円くらい足りなかったんです。それで、数日間だけさらに枠を増やして、なんとか達成しました。かなりきつかったし、お客さまを待たせてしまったこともありましたが、そこで400万円を達成できたことは、自分の中ですごく大きかったし自信になりました。

 

 

「これで5、6年は抜かれないだろう」と思ったんですけど、その翌年か、その次の年くらいに後輩にスルッと抜かれました(笑)。まあ、僕もそのあと650万円まで頑張ったんですけどね(笑)。

 

400万の記録がすぐに抜かれた時は悔しかったりもしましたが、今はそれでいいと思っています。僕がずっとトップで走るよりも、若手がどんどん出てくる文化の方が面白い。そうやって「こいつに抜かれるかもしれない」と思える人がどんどん出てきた方が、会社としても絶対面白いと思います。

 

>「かんちゃんはここじゃない?」経営・現場それぞれの場所で次世代が輝くサロンを作る

 

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