凡人の自分を完全否定! アイディアを却下し続けた先に革新がある -stair:case 中村太輔の習慣 後編-

「伸びて気になる」と言われても、リタッチに逃げない

 

 

サロンワークでも、簡単に思いつくアイディアは却下します。たとえば、お客さまに「根元が伸びてきたのが気になる」と言われたとき、普通の人が思いつくのがリタッチですよね。もちろん却下です。気になるところだけじゃなく、全体をケアして差し上げる。これも置いておきます。

 

お客さまが「ちょっと変わったね」とまわりから褒められるようなマイナーチェンジをするのも、アリといえばアリなんですけれど、このアイディアも脇に置いておきます。

 

ウチに来てくださるお客さまは、お金も時間もかけて来てくれるわけです。だから、驚きを与えたいし、うれしい気持ちで帰ってもらいたい。そのためには、「気になったところが直った」とか「ちょっといい感じになった」くらいじゃダメなんです。

 

サロンに来たとき以上の魅力的な姿で帰っていただきたいから、あえて失敗のリスクを負って、新しいヘアデザインを提案することもあります。

 

 

>思いつきのアイディアでは感動を起こせない

 

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