美容師のセンスは「刻み込み」で決まる -DaB八木岡聡さんの習慣 後編-

情報は「量より質」刻み込まなきゃ意味がない

 

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振り子に触れた物事を作り手の視点に立って分析することで、見たり聞いたり触ったりした情報が、自分のなかに刻み込まれます。刻み込んだ情報の深さと質が、その人のオリジナリティであり、センスになる。でもこれは、自分の好みのジャンルだけに目を向ければいいというわけじゃない。自分とは違う年齢、趣味の人も、見るべきだと思います。

 

今の時代、若い人たちも、大人の人たちをターゲットにしなければいけない。ヘアサロンに限らず、さまざまなビジネスマーケットで、そういう視点が求められています。守備範囲を広げるために、自分に似た年代、ジャンルだけでなはなく、いろんな人に目を向けてほしいですね。素敵だなと思う人、違和感を抱く人、その違いは何か。それが題材になります。

 

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都市部に住んでいたら勝手に情報が入ってくるし、インターネットで簡単に検索できちゃうじゃないですか。今は情報過多だから、何でもかんでも自分の中に刻み込めばいいってものじゃない。自分の振り子に触れなかったものは無視していいし、くだらない情報にあえて触れにいく必要はないです。

 

まあ、僕もバラエティ番組なんかを見て、「くっだらないなぁ」って笑っちゃうこともある。そんな時間も悪くないんだけど、なるべく最小限がいいと思う。

 

>縁起物のヘアカット

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