カリスマから学んだ「自分色のデザイン」のつくりかた -Garland 榊原章哲さんの習慣 後編-

 

 

その時代のファッションに融和するナチュラルなデザインを武器に、10年以上前からヘアカタログやファッション誌で存在感を発揮してきたヘアデザイナー、榊原章哲(さかきはらあきてつ)さん。ヘアサロン「Garland」を立上げてから6年で4店舗展開と、オーナーとしても手腕を発揮しています。今回はそんな榊原さんが大切にしている習慣を教えてもらいました。インタビューは前後編の2回。今回は後編です。

 


 

自信がないまま撮影現場へ…苦しかった若手時代

 

Garlandを立ち上げる前に勤めていたサロンは、業界誌やファッション誌の撮影の仕事がとても多いところでした。そのおかげで、僕も比較的早くから撮影を任せてもらっていたのですが、自分でも嫌になるくらいセンスがなく…。納得できない撮影を反省するばかりで、どうやって勉強したらいいんだろう…といつも考えていたんですよ。謙遜でもなんでもなく、Instagramにどんどん作品をアップしている今の子たちのほうがよっぽど上手なんじゃないでしょうか。

 

撮影を任せてくれた編集者さんはきっと、オリジナリティのあるヘアデザインを期待していたのだと思うのですが、僕は自分の色を出すことができず苦しんでいました。でも、あるとき僕はその理由に気がつきました。デザインの参考にしていたものが間違っていたのです。

 

ヘアデザインを考えるとき、ヘアカタログを参考にする美容師さんも結構いると思います。でも、ヘアカタログのデザインは、違う美容師が作ったものですよね。だからそれを見ていると、作る手順も同じになるし、仕上がりも似てきてしまうんですよね。

 

 

>デザインの方向性を変えた宮村浩気さんの一言

 

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