カリスマから学んだ「自分色のデザイン」のつくりかた -Garland 榊原章哲さんの習慣 後編-

デザインの方向性を変えた宮村浩気さんの一言

 

 

デザインの考え方の転機になったのは、AFLOAT代表、宮村浩気さんの「美容師だったらファッション誌は全部見るでしょ」という発言。ご本人に直接聞いたのかどうかは忘れてしまいましたが、自分も実践することにしました。若い子の雑誌から、大人向けのものまですべてに目を通すようになると、自然に流行のキーワードや、ファッションスタイルが入ってくるように。次第に、髪型にフォーカスしたヘアカタログよりも、雰囲気が重視されているヘアのほうが、自然でいいなと思えるようになったんです。

 

もちろん、全部の雑誌を読み込む暇はないので、パラパラとめくっていって、目に留まったものだけ、よく見るようにしていました。「なぜそれに目が留まったのか」「お客さまがそのスタイルを見てどう感じるのか」など、美容師目線ではなく、お客さま目線で分析するんです。そして、それをデザインに落とし込んでいくことで、作り込み過ぎず、ファッションにフィットするヘアをつくることができるようになりました。それが編集者さんたちに受け入れられて、ピークのときは月に40本くらい撮影を任せてもらっていた時期もあったんですよ。

 

>「面倒」とか「苦手」の下に、成長のタネが隠れている

 

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