お客さまを想うからこそ、僕は顧客カルテに頼らない -風と雲の美容室 JUNさんの習慣 前編-

2018.01.10

 

表参道の有名店PHASEで、最もアバンギャルドなスタイリストだったJUNさん。独立した現在は活動拠点を高円寺に移し、ワイルドな見た目からは想像できない(?)やわらかく繊細な技術で、一人ひとりのお客さまに似合う美しい髪型を提供しています。そんなJUNさんの仕事の流儀から、どんな思考習慣を持っているのかを探りました。インタビューは前後編の2回。今回は前編です。

 


 

ハードな見た目とのギャップを常に意識する

 

今も忘れることができない、「PHASE」の入社一日目。営業前にサロンに到着していた僕は、「君、ちょっとこっちにきなさい」とオーナーの横手さんに手招きされて、シャンプーとブローをしたんです。シャンプーはまあまあうまくできたかな、と思ったのですが、横手さんの髪をブローしているとき、頭を触ると極端に首を左右に動かしていたんですよね。横手さんはその日の朝礼で、僕に対してこう言ったんです。

 

「君のファッションは個性があっていいよ。だけど、もっと人からどう見られているか意識したほうがいいね。他人より怖い印象を持たれやすいという認識を持ちなさい。その上で、どういう仕事をしたらいいかわかるよね?」

 

ちなみに、PHASE初日の僕は、今よりも尖った服装だったし、モミアゲも尖って奇抜なカタチをしていたんですよ(笑)。以降、僕は誰よりも柔らかく、繊細な仕事を心がけるようになりました。今も、朝一番のお客さまを前にすると、そのときのことを思い出します。もう20年以上も経つというのに…。

 

そして、今も横手さんが僕の夢の中に出てくる。そのくらい影響力のある方だったのですが、もうそろそろ「僕の夢に出てくるのは止めてください」って言おうかなと思っています(笑)。

 

 

初対面のときのような新鮮な目で

 

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