美容とアパレルの「2つの視点」でサロンワークをみつめる -macaroni coast 中澤 保人さんの習慣 後編-

アパレルに携わり、あらためて気づいた「美容師のピュアさ」

 

 

僕は服をつくる側に立ったことがあるので、生地から縫製、販売のところまで実際に見ることができました。そこで感じたのは、ビジネスとして成立させるために、利益確保に必死にならざるをえない、ということ。これは仕方がないことですが、いかにしてコストを減らすか、どうやって利益を得るか、ということばかりに思考が働きがちなのです。

 

一方で、美容師はどうか。見た目はチャラチャラした美容師もいますけれど、お客さまのために一生懸命ですよね。手を抜こうと思えばできないことはないんだけれど、みんなそれをしない。美容以外の仕事をしたおかげで、美容に関わる人たちのピュアさに気づくことができました。

 

実際、美容師はお客さまの体の一部である髪を切るという、医療に近いことをしていると思います。なので、サロンにいる子たちに「今日のあのミス、医療だったら大事故だよ」などと、医療になぞらえて指導することも。それだけ重要な仕事で、責任もあるけれど、だからこそ、スタッフたちにはプライドを持って、日々の仕事に取り組んでほしいと思っています。

 

 

>自分にはない「ファッション感覚」を受け入れることが大切

 

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