教育を通じて「お客さまの文化」になる美容師をつくる -MINX 岡村 享央さんの習慣 前編-

 

カット教本や映像教材などで、MINXのベーシックカットに触れたことがある美容師さんはきっと多いはず。そんな教育面で美容業界に貢献し、MINXをけん引しているのが、代表取締役社長の岡村 享央(おかむらたかひさ)さんです。

今回は全国各地の美容師やサロンオーナーからも支持される岡村さんの習慣に迫りました。インタビューは前編・後編の2本立て。まずは前編からご覧ください。

 


 

美容の技術は「頭で理解し、体で覚える」もの

 

私には生活面での習慣らしい習慣はとくになく、美容の仕事そのものが私の習慣で、とくに教えることがライフワークとなっています。かれこれ15年以上、美容師の教育に携わってきました。

 

私は教える側のレベルによって、教育の質が左右されると考えています。アスリートの世界では、一流プレイヤーが一流のコーチになるとは限らないと言われていますが、美容には当てはまりません。なぜなら、上手いカットには必ず裏付けがあるから。この裏付けは、頭で理解し、体で覚えることによって得られるものです。

 

最近は情報を簡単に手に入れられるので、みんな美容の技術を理解したつもりになりがちだと思います。しかしながら、頭で理解することと、それをサロンワークで実践することはまた別です。サロンワークで実践するためには、技術を体に沁み込ませなくてはなりません。

 

それはすなわち、沁み込むまで練習をするということ。これは若手に限った話ではなく、私を含めデザイナーとしてお客さまを抱えている人間も同じです。とくに教える側の人間は、誰よりも手を動かし、進化していかなくてはならないと考えています。

 

>美容師の醍醐味は、お客さまとの関係性の中にある

 

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