RITZ誕生から27年間、美容室経営のことばかり考えてきた -RITZ 金井豊さんの習慣 前編-

 

美容業界のオピニオンリーダーの一人、RITZの金井豊(かないゆたか)さん。1980年代から美容業界の第一線に立ち、カリスマ美容師ブームを駆け抜けて、美容業界の変遷を実体験してきた金井さんの習慣をうかがいました。インタビューは前編・後編の2回、まずは前編からどうぞ!

 


 

時代が変わっても美容室経営の本質は変わらない

 

僕には習慣らしい習慣はありません。一般的な習慣とは少し違うかもしれないけれど、ずっと続けていることはあります。約27年間、毎日、経営について考えて続けてきました。

 

経営を始めたばかりのころは、とにかく経営や自己啓発に関する書籍を読み漁っていました。今も経営の考え方の部分では、稲盛和夫氏の書籍などの影響を受けています。しかしながら、経営やマーケティングなどのビジネス書籍を読めば読むほど、「書いてある内容は大きくは変わらない」こともわかってきました。

 

 

時代が変われば、新しい経営理論やマーケティング理論が出てきます。けれど、経営や人間の本質の部分が時代によって変わるかといったら、そうではありません。インターネットが普及し、SNSが広がっても、中身の部分は同じ。美容業界は激変したと言われますが、20年前、30年前も激変の時代だったわけです。新しいツールや考え方が出てくると変化しているように見えますが、お客さまが必要性や魅力を感じるものにお金を払うというのは同じですから。

 

情報をインプットするだけではなく、自分なりの解釈を加えてアウトプットすることも大事だと思います。これまで経営をするなかで得た気づきをまとめて、テキストに落とし込みました。文字数にして約11万文字。時代が変わっても不変の美容室経営のノウハウを詰め込んであります。美容室経営者の課題解決のヒントとして役立てられたらと考えています。

 

>サロンブランディングよりもセルフブランディング

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