hodos山下純平さんの習慣 誘惑を断ち切り、全てを美容に注ぐと決めた瞬間、人生が変わった -前編-

カット料金は20年前から変わらない…本当にこれでいいのか?

 

 

最近読んだ本の中で学びが深かったのは、『ニューヨークのアートディレクターがいま、日本のビジネスリーダーに伝えたいこと』(クロスメディア・パブリッシング)です。

 

例えば、コカ・コーラの1枚の広告には、一般の人が想像できないような大きな予算が使われています。それはなぜか。広告が世に出るまでに、膨大の情報が集められ、尋常ではない試行錯誤を重ねているからです。

 

その上で、余計な情報を全て削ぎ落として、多くの人を動かす広告デザインやメッセージをつくりあげている。人の目に触れる広告は氷山の一角で、その下には膨大な蓄積があるんです。でも、その見えない部分、努力の過程を感じさせないのも、一流のプロの仕事なんですよね。

 

 

この本を読んで、改めて思ったのは、例えばロゴデザインをデザイナーさんに依頼するとき予算の話から入るのは間違っているなということ。そうではなく、自分が伝えたいことの本質を理解してもらい、デザイナーさん自ら創りたいという想いでクリエイションしてもらうことが大前提。その上で報酬が決まるのだなと。

 

さらに美容師の仕事、提供する価値についても考えさせられました。表参道界隈の美容師のカット料金は6000円くらいで、ここ20年、30年変わっていないですよね。今のカット料金は過去の基準を踏襲しているわけですが、本当にこれでいいんでしょうか。

 

コンビニで100円コーヒーが買える時代、スタバで600円のドリンクを毎日選んでいる人もいる。でも、ドリンクとその空間に価値があるから高いとは思わない。僕自身も、美容師として、高い価値を提供していきたい。そんなことを、本を読みながら朝のスタバで考えたりしています。

 

 

>スタバは家庭と職場の間にあるサードプレイス

 

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