リクエストQJの恒例目玉企画「好きな美容師ランキング」。美容師が同じプロとして評価し、投票するこのランキングで2024年度のグランプリに輝いたのは、ADITIONのいさなさんでした。

リクエストQJ編集部がいさなさんを直撃！　トロフィー贈呈とヒーローインタビューを行いました。2024年の振り返りと、代表となったADITIONでの今後の展開、今考えていることなどについて深く語っていただきました。

サロンワークもセミナーも、すべてを全力で、誰よりも力を注いだ2024年！

QJ編集部：「好きな美容師ランキング2024」グランプリおめでとうございます！　今の率直な気持ちを聞かせていただけますか？

いさな：ただただ、嬉しいです。人に認めてもらったり称賛してもらうことはすごく幸せなことですよね。何より、お客さまやスタッフ、家族など、周りの人たちが喜んでくれたことも嬉しかったです。お客さまには、「1位の人に切ってもらってる」って自慢できて嬉しいと、たくさん言っていただけました。

QJ編集部：2024年のいさなさんの、どんな部分がグランプリという結果につながったと思いますか？

いさな：去年度が2位だったので、2位ってある意味プレッシャーがないというか、1位を目指してもいいし、3〜4位になってもOKみたいな立ち位置だったんですよね。それに、このランキングの1位ってどうやって取ったらいいかわからないじゃないですか。なので、もともと計画していたことすべてを全力でやり切ろうと。とにかく誰よりも全力でやったから結果がついてきたんだと思います。

QJ編集部：なるほど。2024年のいさなさんを振り返っていきたいのですが、まず、技術のさらなる向上というものがあると思います。

いさな：はい。自分が2023年よりさらにうまくなるという目標もあったのですが、その技術を伝えていくことにも力を入れた1年でした。今まで、あまり積極的に技術を見せてこなくて、「教えたくない」という気持ちもあったんです。自分以外の人が自分と同じ技術を持ったら、自分の存在価値がなくなっちゃうんじゃないか不安で。それは自信のなさの表れだったんでしょうね。それが、自身の技術が向上したことでセミナーやどの場面でも「自分の技術はこれです」というのを惜しみなく伝えられるようになりました。デザインの入れ方、ブリーチの仕方、カットの仕方、すべてを教えたとしても、自分が今までやってきたことはなくならないという確信が持てた1年でした。

QJ編集部：セミナーに参加した方でいさなさんに投票されている方も数多くいらっしゃいました。

いさな：ありがたいですね。実際、セミナーは本当にたくさんやらせていただきました。それで言うと、2024年はSNSやオンラインよりもセミナーや審査員、イベントなどオフラインでの活動に力を入れた1年でしたね。SNS上ではクールに見えるかもしれませんが、対面すると関西人っぽいフランクさが表れると思うので、そこでいろいろなことが伝わって、人間性の部分を評価してもらえたのかもしれません。

＞アパレルブランド、共同代表就任、武道館のステージetc.盛りだくさんの1年