SHACHUの最終選考に1日密着! 一日かけて見つめるのは、その人の「これから」。

美容学生にとって、憧れのサロンへの入社を左右する最終面接。サロン側は学生のどんなところを見ているのか。そして、学生たちはどんな思いで、その場に臨んでいるのでしょうか。
今回は、人気サロン・SHACHU(シャチュー)の最終面接にリクエストQJ編集部が1日密着! 見事内定した佐伯胡奈(さえきこな)さん、鈴木恵美(すずきえみ)さん、小泉柑奈(こいずみかんな)さんにフォーカスし、選考の一日に迫ります。課題作品のプレゼンテーションから、ウィッグを使ったスタイルの再現、グループディスカッションまで、昼食休憩を挟みながら約半日にわたって行われるSHACHUの最終選考。内定者たちはどんな準備をして臨み、選考ではどんなことが求められたのでしょうか。
普段はなかなか見ることのできない最終選考の舞台裏を、内定者たちの姿とともにレポートします。
2度の面接を経て、8人が最終選考へ

(写真左から)内定者の鈴木恵美さんと、佐伯胡奈(こな)さんも緊張した表情で挨拶。
「今日はよろしくお願いします!」
7月某日。SHACHUの最終面接の会場、SHACHU AOYAMA店に集まったのは、2度の面接を経て最後の選考に進んだ8人の美容学生たち。厳しい倍率をくぐり抜けてきた学生たちですが、さすがに緊張した面持ちも見られます。一方、会場を包む空気は驚くほど和やか。営業のため参加できないスタッフもいるものの、多くのSHACHUメンバーたちが現場に集合。最終面接には、来れないスタッフからも「行きたい!」と声が上がるほど、全員が楽しみにしていたそうです。SHACHUらしいアットホームな雰囲気のなか、代表・みやちのりよしさんの挨拶がスタートの合図に。学生たちの表情も少しずつ引き締まり、いよいよ選考が始まりました。

まずは、事前に課題として出されていたフォト作品のプレゼンテーション。テーマは、「決勝戦」です。学生たちは、自分が考えたデザインについて、その意図やこだわりを一人ずつ審査員に伝えていきます。ここでは、この日の最終選考を経て内定した2人のプレゼンテーションをピックアップしてご紹介。

佐伯さんは、SHACHUに入社したらつくりたい女性像や、自分が目指す美容師像をイメージしながら作品を制作。こだわったのは、黒髪に一からブリーチを施し、狙ったカラーまで仕上げたこと。自分の理想とする女性像を、ヘアデザインとして表現したといいます。

鈴木さんは、得意の英語を生かし、プレゼンテーションも英語で行いました。作品に込めたのは、「自分自身の課題と向き合う」という思い。ボクシンググローブには、課題に立ち向かう覚悟を込め、そこに女性の美しさや強さ、情熱を重ねて表現したそうです。

プレゼンテーションを終えると、次はウィッグを使った実技審査へ。与えられた時間は20分。スタイリングメインで、カットを加えるのもOK。限られた時間のなか、ハサミを入れ、細部まで調整しながら作品を仕上げていく姿もみられました。

では、プレゼンテーションと実技を通して、SHACHUは学生のどんなところを見ているのでしょうか。みやちさんに聞きました。
「プレゼンでは、プレゼンや作品のクオリティはもちろんですが、二次面接のときに作品に対して僕たちからフィードバックをしているので、それがどれくらい反映されているかも見ています。前回言われたことに対して、どれだけ向き合って、どれだけ努力してきたのか。作品を見ると、その努力量が結構わかるんですよね」

完成した作品だけではなく、そこに至るまでの成長過程を見る。その視点は、続く実技でも変わりません。「実技でまずみるのは、作品をどれだけ再現できるか。でも、それだけじゃなくて、20分という限られた時間のなかで、どう考えて、どう手を動かしているのか。そういうところからも、その人がどれだけ努力してきたのかが見えてきます」

SHACHUが新卒採用で重視しているのは、「前向きな変化が見られる伸びしろ」と「自己実現へ向かうエネルギー」だとみやちさんは続けて話します。「今の技術レベルを見ているわけではないんです。それはこれからいくらでも伸ばしてあげることができる。自分なりに変化しようとする姿勢や、自分がやりたいことを絶対に実現したいという気持ち。そこを見たいから、プレゼンや実技でも、完成したものだけじゃなくて、そこに至るまでの過程を念入りにチェックしています」。

佐伯さんの作品

鈴木さんの作品