【新卒4カ月で売上200万円】なぜ山北さんは入社初日からスタイリストとして結果を出せたのか?“新人だから”を言い訳にしない。若手の成長を加速させた加藤敦貴の教育法

新卒入社と同時にスタイリストデビュー。そして4カ月目に売上200万円達成。大阪のulus(ウルス)代表・加藤敦貴(かとうあつき)さんのもとで働く山北蓮也(やまきたれんや)さんは、デビュー1カ月目で売上70万円を達成。その後も110万円、139万円と売上を伸ばし、4カ月目には200万円を突破しました。
なぜ、これほどのスピードで結果を出せたのでしょうか。そこには、早い段階から実践の場を与え、「新人だから」を言い訳にさせない加藤さんの教育方針と、期待に応えようと自ら考え、行動し続けた山北さんの姿勢がありました。二人の言葉から、若手の成長を加速させる教育と、その環境を結果につなげるための行動力に迫ります。

(写真左)
加藤 敦貴(かとうあつき)/『ulus』代表
2000年、鳥取県生まれ。ヴェールルージュ美容専門学校卒業後、わずか2カ月でフリーランスとして独立。“曲がる縮毛矯正”を武器に、マンツーマン施術で月間売上300万円超を達成し、新規予約が1カ月待ちとなる人気美容師に。フリーランスとして1年9カ月活動した後、大阪・心斎橋にメンズサロン『ulus』をオープン。現在はサロンワークに加え、全国で“曲がる縮毛矯正”のセミナー活動も行っている。
Instagram:@ulus_atsukides56
(写真右)
山北 蓮也(やまきたれんや)/『ulus』スタイリスト
2002年生まれ。サッカー推薦で大学へ進学し経営を学ぶも、ケガをきっかけに競技を断念。中学時代から興味を持っていた美容師の道を志し、大学を中退して美容専門学校へ進学。美容学校1年生の秋に『ulus』から内定を得て、在学中からサロンで技術トレーニングを開始。2026年4月、入社と同時にジュニアスタイリストとしてデビュー。1カ月目に売上70万円を、デビュー4カ月目で200万円を突破。現在は後輩の教育にも携わり、幹部昇格も決まっている。
Instagram:@ulus_yamakita
「早く結果を出したい」その覚悟が、入社前から始まっていた
――山北さんがulusに入社したのは、2026年4月ですよね。
加藤:そうです。ただ、山北がulusに来るようになったのは、入社よりずっと前なんです。美容学校1年生の秋ごろにはulusに内定が決まり、冬からレッスンを始めました。それから約1年、学校に通いながらサロンに来て、技術の練習やサロンワークに触れてもらっていました。
実は僕自身、新卒でいきなりフリーランスとして独立したので、学生のうちからサロンを知り、現場の雰囲気を体験できる環境があれば、もっとスムーズにスタートできたんじゃないかと思っていたんです。だからこそ、入社してゼロから始めるのではなく、学生のうちから少しずつ経験を積める環境をつくったほうが、本人にとっても面白いんじゃないかと考えました。
山北の場合は、本人から「アルバイトさせてください」と連絡をくれて。僕としても、最初に話している時点ですごくパッションと覚悟を感じたんです。大学まで行っていたのに、そこから美容師になるために中退するわけですから。中途半端な気持ちではできないですよね。「伸びそうだな」というより、「伸ばさなきゃな」という感覚でした。

――山北さんにとって、ulusとの出会いが美容師を目指すきっかけになったんですね。
山北:はい。もともと美容師には中学2年生くらいから興味がありました。中学・高校のころから友達の卒業式で髪をセットしたり、美容に関わることが好きだったんです。一方で、サッカーで成功したいという想いも強く、推薦で大学へ進学しましたが、在学中にサッカーができなくなってしまって。ずっと上を目指してきたものがなくなり、目標のない毎日がすごくつまらなく感じるようになりました。そんなとき、たまたまulusに出会ったんです。
僕はもともと細毛で難しい髪質で、おまけにハイダメージ。美容室に行くと「パーマはできません」と断られることも多かったんです。でもulusの店長は、その状態でもきれいにパーマをかけてくれて。その技術力の高さに感動して、「美容師になりたい」という気持ちが湧き上がったんです。
それで親に相談したら、「そこまで言うならやってみる?」と言ってくれて。大学を辞めるという大きな決断でしたけど、自分の中では、もう迷いはなかったですね。中退後、すぐに美容学校に進みました。