「人が育ち、辞めないブランドサロン」の礎となったコトダマ hair salon Gallica 中村 飛鳥さん

 

 

第一線で活躍する美容師の人生を変えた「恩師の言葉」を紹介する「美容師のコトダマ」。今回はhair salon Gallica代表、中村飛鳥さんのコトダマを探ります。人が育ち辞めないサロンと定評のあるhair salon Gallicaのトップは、一体どんな言葉を胸に成長してきたのでしょうか。中村さんの意外な過去も垣間見えるインタビューです。

 


 

学生時代の恩師の言葉「あなたができているだけじゃ、だめなのよ」

 

 

美容専門学校時代の僕は個人的に叱られたことはありません。真面目に勉強していたこともあり、クラス委員などのまとめ役を任されていました。

 

今も忘れないのは、クラスのみんなで掃除をしていたときのこと。ガラスを拭いたり、机をキレイに並べたり、僕自身はカンペキにやっていたのですが、担任の先生から「あなたができていればいいんじゃなく、みんなができていないといけない。あなたはそれができる人なんだから、みんなを導きなさい」と言われたんです。

 

正直、それまで僕は先生と呼ばれる人たちを信用していなかったのですが、この先生の言葉は、僕のことを認めてくれた上でのものだったので、心に響きました。

 

たしかに、全体の掃除は一人ではできないし、一部分だけではキレイでも全体はキレイに見えない。並べた机が一つでも歪んでいたら、整然とした状態にならない。当たり前のことではあるけれども、重要な気づきになりました。その言葉をきっかけに意識が変わったと思います。

 

 

授業の一環で、10人のチーム全員が、ワインディングで72本を13分で巻き切るチャレンジをしていたときのこと。僕たちは12回連続くらいで成功しませんでした。「これがラスト、みんなで頑張ろう」と言ってやって、あと少しというところでつまずく子がいた。微妙な空気になるしその子が泣き始めたんです。そこで雰囲気を明るくしたくて「OK、もう1回やろう」と僕が何気なく言ったんですね。失敗した人を責めても仕方がない。それよりはいい空気でリベンジしたほうがいい。そして次で達成できました。先生にも「あの声かけはよかったね」と声をかけてもらいました。

 

自分だけできて満足してはダメだと言われたおかげで、まわりを思いやり、一緒に高めていくための働きかけができるようになったかなと思いますね。

 

 

>満員電車の中で見た経営の神様の言葉「真剣勝負」

 

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