辞めるならいつ? 美容師の退職タイミングについて考える【美容師転職100ルールズ】

2016.09.20

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全国的に美容室の人手不足が続いており、転職しやすい状況と言えます。だからといって、深い考えもなく辞めてしまうと、後で困ることになってしまうかもしれません。そこで今回は、スタイリスト・アシスタント別に今後のキャリアにつながる退職のタイミングを考えてみました。

 


 

 

辞めたくなる理由はそこら中に転がっている

 

朝早くから出勤し、レッスンや掃除をしてから営業スタート。繁盛店ではオープンからクローズまで、ひっきりなしにお客さまがきて、お昼ご飯を食べる時間もないことも珍しくありません。

 

シャンプーなどで腰に負担がかかる中腰の姿勢をしますし、肌が弱い人は薬剤で肌荒れすることもあります。仕事に慣れないうちは、サロンのなかであたふたして先輩に叱責されることもあるでしょう。あまり器用ではない人は、技術チェックの進みが遅く、同期に置いていかれないかと不安を感じることもあるかもしれません。

 

スタイリストデビューしてからも大変です。集客力が弱いサロンの場合、新規の入客が少なく売上が上がらないことに悩みがち。反対にお客さまがたくさんいるのに、給料が上がらない美容師さんもいます。営業が終わってからも後輩のレッスンに付き合うので、自分の時間がない人も多いのでは?

 

働いているサロンを辞めたら全ての問題が解決するのかといったら、そんなことはありません。しかし、新しい職場で問題を解決し、前向きに働いていけるのなら、転職したほうがいいこともあるでしょう。

 

アシスタントは辞めるのなら早いほうがいい?

 

とはいえ、転職すると決めたからといって、すぐに辞めたほうがいいのかはケースバイケースです。スタイリストデビューをする前に辞めると、新しい職場では問答無用でシャンプーからやり直しになることが多いようです。どうせ最初からやり直すなら、早めに見切りをつけたほうがいいでしょう。

 

また、肌荒れや腰痛は避けようがないですが、薬剤やシャンプー台が変われば改善する可能性があるので転職を前向きに考えてもよさそうです。

 

ほかにも、美容専門学校を卒業し、夢いっぱいでサロンに入り、理想と現実のギャップに苦しむパターンが目立ちます。「休みがほしい」「客層が思っていたのと違う」「体育会系の社風がいや」などいろいろな退職希望理由がありますが、全ての希望を叶えるサロンはこの世の中にはありません。退職するにしても、次の職場でまた「思っていたのと違う」と感じる羽目にならないよう、サロンを入念に調べましょう。

 

当たり前のことですが、何の連絡もなしにサロンにいかなくなるなど、迷惑をかける辞め方はNG。自分の至らなさを反省しつつ、雇ってもらったことを感謝し、「東京の激戦区で頑張りたい」「地域密着型のサロンで接客を学びたい」など、“やりたいけれど、今の環境ではかなえられないこと”を退職理由にすると、納得してもらいやすいかもしれません。

 

スタイリストは「手に職」をつけてから

 

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スタイリストの退職理由は、「キャリアアップのため」「独立するため」「収入をあげるため」などが多いようです。スタイリストデビューをしてから退職を考える場合は、コンスタントに売上を上げられるようになってからにしたほうがいいでしょう。転職先のサロンによっては、アシスタントからやり直しになるケースがあるからです。

 

スタイリストとして実力があれば、働ける場はたくさんあります。引く手あまたといっていいくらいです。だからこそ、育ててくれたサロンには感謝の気持ちをしっかりと示した上で、転職活動をおこなうことを勧めます。退職理由もウソをデッチあげるのではなく、誠意をもって伝えるべき。後輩を育てて、しっかり引き継ぎをして辞めるのが理想的です。

 

お客さまはサロンではなく美容師についていることが多いため、美容師が退職するとサロンの売上は減る傾向にあります。円満退社は難しい業界ですが、何年も同じ場所で働いた仲間がいがみ合うのは寂しくありませんか? ぜひ、時間をかけて話し合いをしていただいきたいです。

 

悪い噂はすぐに広まる

 

美容業界は狭いので、悪い噂はあっという間に広がります。迷惑をかけて辞めたサロンの人と、セミナーや講習会で再会して気まずい想いをする、ということも多々あるようです。胸を張って美容師を続けられるように、キチンと人として筋を通して退職していただきたいものです。

 

(文/QJナビ編集部)

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