ありぺーさんが仕掛ける垣根のないインターナショナルサロン『ALLY』が、原宿のシーンを変える!?

 

今年4月1日、表参道に誕生した『ALLY(アリー)』は、日本人はもちろんのこと、世界各国からお客さまが来店するインターナショナルサロン。そこで代表を務めるのが、”ありぺー”こと有田雄大(ありたゆうた)さんです。英語で”味方“を意味する『ALLY』は、国籍や性別、スキントーン、固定観念などにとらわれない自由でマルチな集団がコンセプト。英語や中国語を話すスタッフが在籍し、飛び込みで来店する外国人観光客も臨機応変に受け入れています。フリーランスからサロンオーナーへとシフトしたありぺーさんに、グローバルに目を向けた経緯や新店舗への意気込みをインタビュー。ありぺーさんの右腕スタイリスト・Kayhoさんにもお話を伺いました。

 


 

“英語を話せる美容師”をめざし、23歳で海外に語学留学

 

 

『ALLY』をオープンして1ヵ月経ちましたが、ありがたいことに外国人のお客さまも早々から来てくれて、毎日楽しく営業させてもらっています。うちは集客サイトを使っていないので、既存客とインスタから来店される新規がほとんど。近くにアートギャラリーがあるので、そこを訪れた外国人が偶然うちを見つけてくれて、飛び込み客も多いんです。お店の前に「English friendly」の看板を設置しているから、「行っちゃう?」みたいなノリで来てくれるのかなと(笑)。

 

国籍もバラバラで、いろいろな国の方が来ますね。中国語を話すスタッフがいるので中国人も多いですし、店内には日本語・英語・中国語が飛び交っています。僕は英語担当。学生時代は全く英語に力を入れていなかったんですけど、美容師になってから「英語を話せる美容師ってめちゃ強くない?」と思って。それで最初に入社した福岡のサロンを3年でやめて短期で語学留学したんです。行き先は日本と全く違う環境に身を置きたくてフィリピンかインドで迷い、インパクトの強さでインドにしました(笑)。

 

 

ビジネス都市のグルガオンという街に行ったのですが、そこで3ヵ月猛勉強。インバウンドの需要が今後どんどん高まると思っていたので、英語のベースはそこでしっかりと身に付けておきたくて。帰国後は上京して都内のグローバルサロンに入社し、24時間英語を使う環境に身を置くために、住居は外国人だらけのシェアハウスを選択。英語漬けの生活を送ることで、実践で言葉を学び続けました。

 

多種多様の文化や価値観に触れられる毎日は刺激的でしたし、すごく楽しかったですね。また、さまざまな人種の髪質を経験してアプローチ法や技術も習得しました。半年ほど香港店に異動した期間もあったんです。当時はまだアシスタントだったんですけど、facebookの留学生コミュニティでヘアモデルを募集して集客し、月40〜50万ほど売り上げていました。そこでかなりの数の施術経験を積むことができたのはラッキーでした。

 

“ウルフ”でSNS集客に成功。2021年、フリーランスに

 

Related Contents 関連コンテンツ

Guidance 転職ガイド

Ranking ランキング