独立前のイメージの強さが、サロンの完成度を左右する UNDER THE SUN/中川 優也さん

自分を「美容師です」と限定することに抵抗がある

 

 

サロン名「UNDER THE SUN」は、「太陽の下」という意味に加えて、形容詞的に使うと「すべてのもの」に近い意味があるそうです。僕がやろうとしている好きなものを全部詰め込んだサロンにぴったりだと思いました。SUNという言葉が入るだけで、絶対的にポジティブな印象になるところも気に入っています。

 

オープン直前は、準備がめちゃくちゃ大変でした。髪を切るための設備準備はもちろん、古着や雑貨の仕入れもあるし、服の什器からトイレットペーパーのホルダーまで、とにかく必要なものがめちゃくちゃあるんですよ。そんなバタバタも経験し、2019年の2月にサロンをオープンさせることができました。

 

 

オープン後は、以前からお世話になっているお客さまにも居心地いいと言ってもらえますし、服を目的にきてくださるお客さまもいます。もともと僕は好きに生きていきたいタイプの人間で、美容師の仕事はもちろん好きなんですが、お金を稼ぐ一つの手段みたいな位置づけでもあるんですよね。だから、自分のことを「美容師です」って限定してしまうことには抵抗がある。髪を切るだけじゃなくて、もっとトータルで、お客さまをプロデュースしていきたいんですよ。

 

 

 

僕もまだ独立したばかりだから語れることは少ないけれど、やっぱり独立して理想の場所をつくれるかどうかは、「イメージの強さ」が大切だと思います。これがクオリティを大きく左右するんじゃないでしょうか。そして、イメージが湧いたらそれをノートに書き留めておく。そうすることよってイメージが強くなると思います。

 

 

 

プロフィール
UNDER THE SUN
オーナー&スタイリスト/中川 優也(なかがわ ゆうや)

山形県出身。日本美容専門学校卒業。有名店勤務後に約1年間のフリーター生活を経て、馬場一馬氏の独立に合流。スケートボードをこよなく愛しており、一人ひとりのライフスタイルにあったヘアスタイルを得意としている。スタイリストとして手腕を発揮する傍ら、WAVY’Sの参謀として、サロンブランディングを担う。2019年2月に独立し、三軒茶屋でサロンワークを軸にしたライフスタイル提案型ショップUNDER THE SUNを立ち上げた。

 

(取材/外山 武史・撮影/菊池 麻美)

 

 

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