場所のブランドではなく、「本当の価値」で勝負したい ‐narii/上原卓也さん‐

 

2019年7月4日、向ヶ丘遊園にオープンした「narii」。オーナーは都内の有名店RITZで経験を積んだのち、GO TODAY SHAiRE SALONでフリーランス美容師になり、管理職まで経験した上原卓也(うえはらたくや)さん。美容師としてキャリアを積んできた東京ではなく、また地元の相模原でもない向ヶ丘遊園に出店したのはどうしてなのでしょうか。オープンしたばかりで真新しい香りがするサロンにお邪魔して、独立ストーリーをうかがってきました。

 


 

コミュニティにいる人たちが集まれる場をつくる

 

 

代官山のRITZにお世話になったのち、約2年半フリーランスとして働いて、美容師11年目にあたる今年、向ヶ丘遊園でnariiを立ち上げました。もともと、RITZで働いてたころから、自分の大切な人ひとたちを、一生大切にし続けたいという想いがあり、これまで培ってきた自分のコミュニティの輪にいる人たちが集まれる場所をつくりたいと思っていたんです。

 

それで、RITZで本物の技術を学んだあと、独立に向けてフリーランスとして働くことに。独立前の準備期間のつもりだったのに慣れが出てきて、次第に「このままじゃマズい」と思うようになったんです。自分の箱をつくるという目標がぼやけてしまいそうだったので、2019年に独立すると決めて、具体的なアクションを起こしました。最終的にGO TODAY SHAiRE SALON で管理職を任されていたため、実際のサロン経営とは異なるものの、経営することを身近に感じられてよかったですね。

 

 

いざ、独立ということで動き出したとき、まずイメージしたのは、高校まで過ごした地元相模原のコミュニティにいる人たちも、10年間東京で美容師にいる間にできたコミュニティにいる人たちも、両方が集まることができるサロンです。東京に出店すれば、お客さまをそのまま連れてこれますが、どちらのコミュニティも大切なので、東京と相模原の中間地点でサロンをつくりたいと考えていました。

 

>再開発が進む向ヶ丘遊園の将来性に期待して決断

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