30歳で上京した遅咲き美容師がデザインする「日常にある上質」 −SOIE(ソワ)/柳原弘樹さん−

絹のような「日常にある上質」を表現したい

 

 

サロン名のSOIE(ソワ)はロゴにしたときのおさまりのよさが決め手です。フランス語で“絹”の意味。絹は手触りが気持ちいいですし、身近な素材だけど、高級感もあるということで、「日常にある上質」を感じられるものだと思うんですよね。この感覚は髪にも通じるものがあるし、僕が提供したいのもまさに「日常にある上質」なんですよ。もちろんトレンドも意識はしますが、シンプル&ナチュラルで時代に左右されない、本質的なヘアデザインを提案していきたいと思ってるので、サロンにマッチしていると感じています。

 

サロンのオープン予定日は、2019年10月17日でした。しかし、実はここには書けないトラブルがあり、オープン予定だった17日から1週間ずれてしまいまして。それまで入っていた予約を全部お断りして、「この先どうなるんだ…」と。結果として24日にオープンし、お客さまもきてくださったのですが、1週間遅れたことで「じゃあほかに1回行ってきます」というかたもいて。スタートでいきなりつまづきましたけれど、1カ月がたち今は落ち着いてきました。

 

 

今、一緒に働いている子たちはみんな、デザインをするためにSOIEに入ってくれました。これまでは自分がデザインする立場でしたが、これからはデザインや撮影に取り組みやすい環境をつくっていきたいと思っています。みんなには自由に好きなことをやってほしいんですが、ついつい口が出てしまうことも…(笑)。サロンのコンセプトに共感してもらいつつ、みんなが自由に発信できるサロンをつくっていきたいですね。

 

 

プロフィール
SOIE(ソワ)
柳原 弘樹(やなぎはらひろき)さん

香川県出身。高校中退後、塗装工として7年働き、美容師に転身。香川理容美容専門学校卒業。30歳で上京し、アフロートに入社。トレンドブックLilouの編集長としての仕事もこなしAFLOATデザインチームのリーダーを経験。ヘアコンテスト、フォトコンテスト受賞歴多数。サロンワークのほか、メイク・ヘアメイク、セミナー講師としても活動している。2019年10月に「SOIE(ソワ)」をオープン。

 

(取材/外山 武史・撮影/菊池 麻美)

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