常にエレガント「俺、カッケー！」と思える自分でいる

編集部：ご本人のキャラクターも人気の秘密だと思います。

夏：世の中、面白い人がいっぱいいるじゃないですか。でも僕は自分自身が唯一無二の存在だと自覚しているから、それを出すだけです。僕の周りにはいつもカメラがあって、僕を映していると思っているんですよ。そのカメラから客観的に自分を見て、常にエレガントに、「俺カッケー」と思える自分でいるようにしています。

編集部：ファッションもエレガントですよね。

夏：今日のジャケットはディオールのビンテージのものなんでが、バブルのときに活躍していた大先輩美容師に頂いたものなんです。今は事業家として活躍しており、美容だけではなく生き方など色々と教えてくれるのですが、「カッコつける必要はない。本当に良いものを身につけて学びなさい」とおっしゃったんです。

すごく可愛がって頂けて、今の自分では手が届かないようなものも沢山頂けて。期待を裏切るなんて事がないように。自分のハードルを上げて、本物に近づいていきたいと思っています。

編集部：22歳にして業界誌デビューも果たしました。

夏：編集部からお話をいただき、ハイトーンならスタイルは自由とのことだったので本当に楽しみながらやれました。モデル、衣装、撮影など全て自分でプロデュースしています。ただ、完成度については自分自身で評価すると、もう少しつくり込めたかな、と思います。もっとシンメトリーにセットしたらよかったかなと。

とはいえ、1回やってみて、もっとこうすればよかったと思える部分が出てくるのは嬉しい。その感情が、新たな技術や発見を生むきっかけになるからです。リベンジというわけではないけど、次はもっといいものをつくりたいと強く思います。

編集部：最後に、これからやりたいことを教えてください。

夏：特に目指す理想像は掲げていません。目の前の目標を一つずつクリアし、前に進んでいくことしか考えていません。その先に、大きな夢があるのかなと。夢と現実のバランスをとりながら、自分にとって最良の生き方を追求していきたいと思っています！

プロフィール

夏様

福島県出身。山野美容専門学校卒業。卒業ギリギリで大型サロンに潜り込み、入社わずか2カ月で美容メディアに取り上げられるなど頭角を表す。フリーランスに転向し、JE SUIS HEUREUSEに参加。ハイトーンカラーのインフルエンサーとして美容業界を騒がせている。

（文／外山武史 撮影／菊池麻美）

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