ALBUMプロデューサーNOBUの「7つのルール」に迫る! NOBUのタフさはどうやって培われた?【後編】

自分を変えられない人間はお客さまを満足させることはできない

 

 

NOBUルール7-そして、ALBUMプロデューサーに-

何歳になっても自分を変えられる自分であること

 

ALBUMのオーナー槙野に出会ってプロデューサーを引き受けるようになった話は、これまでも何回かしたから省略するけど、槙野に出会って、そしてALBUMに入って一番良かったのは自分の価値観がガラリと変わったということ。

 

それまで、俺の中で有名になる方法というのは、最先端の街にあるトレンドサロンで働いて雑誌に載りまくる、という方法だった。でもALBUMに入社してみると、有名志向だけじゃない、いろんな美容師がいるんだってことがわかった。

 

業務委託で副業として美容師をやっている人や時短勤務のママさん美容師、地元で美容室を開くための資金を業務委託で貯めている美容師…それまでは、自分の追い求める美容師像しか認めたくなかったけど、あまりに多様な美容師や働き方があるから、そうじゃない人にも目を向けられるようになった

 

 

最近よく思うのは「自分を変えられない人間はお客さまを満足させることはできない」ということ。年を重ねると固定観念から抜け出すことが難しくなる人が多くなるけど、俺はそういうふうにはなりたくない。

 

ALBUMは、20〜30代前半のお客さまが多いから、彼らのトレンドを常に取り入れながら自分の意識もアップデートしていたいし、若いスタッフの技術も見ていると「なるほど」と思うことがめちゃくちゃある。そういう新しいことを試してみることに俺はまったく抵抗感がないのはお客さまのため、という考えがあるから。

 

俺は、人に会うごとに変化している人間でありたい。

 

人って、いろんな人に会えば会うほど成長するんだよね。NOBU’S KITCHENも、最初の頃に比べると成長しているでしょ(笑)。

 

NOBUさんの手料理を食べながらゲストと語り合う連載『NOBU’S KITCHEN』。

 

始めたばっかりの頃は、記事にできないようなことばっかりしゃべったりしてスタッフを困らせたこともあるかもしれない。けど、やっていくうちにゲストで来てくれる美容師さんがどんなことを考えているのかわかって、認める気持ちになってくるし、スタッフのことも信頼できるようになってきて…NOBU’S KITCHENは俺にとっての成長の場所ですよ。

 

最後に… 若手美容師さんにメッセージ

 

 

お店を辞めてもいいけど、美容師をやめるな!」ってことを伝えたいですね。まだちょっとの経験しかしていないのに、悟ったような気持ちになって美容師を辞めてしまうのはもったいない。一回やめてしまったとしても、いつかは美容師としてかえってきてほしい。

俺は、生涯現役という考え方ありきのところがあるから、どんな働き方にせよ、絡んで行く人も美容師であってほしいんですよ。

めちゃくちゃな俺がここまで続けてこれたんだから、美容師でいればきっと楽しいことがこれからいっぱいあるはずだよ!

 

>前編を見る

 

<プロフィール>

 

ALBUM

プロデューサー/NOBU

大阪府出身。ル・トーア東亜美容専門学校卒業。大阪と東京のサロンで経験を積み、2014年よりアルバムのプロデューサーとして活躍。美容学校生の頃から既存のルールにとらわれず、独自の手法で技術を高め、売り上げ、集客ともに伸ばしてきた実力者。サロンワークのほか、雑誌の撮影やショーのヘア・メイクの仕事も数多くこなしている。インスタグラムのフォロワーは24万4千人。

 

(取材・文/須川奈津江  撮影/菊池 麻美)

 

  ライフマガジンの記事をもっと見る >>

Related Contents 関連コンテンツ

Guidance 転職ガイド

Ranking ランキング