「特殊ヘア」を、特殊で終わらせない。ブラックカルチャーを”日本人に似合うデザイン”へ──蓮沼優祐が切り拓く新スタンダード

 

「特殊」という言葉を、なくしたい。

 

 

――ここ数年で、特殊ヘアに対するニーズやイメージが大きく変わったと感じます。

 

僕も大きく変化したと感じています。以前は、ブレイズやコーンロウと聞くと、一部のカルチャーに属する人が楽しむものというイメージが強かったと思います。

 

でも、今はSNSや音楽、ファッションを通じて、いろいろなスタイルが自然に知られるようになりました。日本のHIPHOPシーンが盛り上がったことも、その一つだと思います。特定のカルチャーの中だけにあった髪型が、多くの人に届くようになって、「自分もやってみたい」と思う人が増えた。そこは大きな変化ですね。

 

 

 

――今後、特殊ヘアというジャンルをどのように広げていきたいですか?

 

僕は、「特殊」という言葉自体をなくしたいと思っています。ブレイズでも、コーンロウでも、スパイキーアフロでも、本来はその人に似合っていれば、誰がやってもいい髪型だと思うんです。「特殊だからやらない」ではなく、「似合うからやる」。そういう感覚になってほしいですね。

 

髪型って、単なる見た目の変化だけではないと思っています。新しい髪型に挑戦することで、自信が持てたり、自分らしく表現できたりする。その人の自己肯定感を高める力が、ヘアにはあると思っています。だからこそ、技術ももっと進化させていきたい。見た目のインパクトだけではなく、日常で扱いやすく、長く楽しめるデザインを追求していきたいです。

 

 

「これが今の自分だ」と胸を張れるスタイルをつくる。髪型をきっかけに、自分らしく生きる人を増やしていくこと。それがPROSHOP WAVEの存在意義だと思っています。

 

 

プロフィール
蓮沼優祐 はすぬま ゆうすけ
PRO SHOP WAVE オーナーSTYLIST

神奈川県茅ヶ崎市出身。横浜ビューティーアート専門学校卒業後、横浜のサロンに勤務。メンズ特殊ヘアを軸に、独創的なデザインがSNSで注目を集める。24歳で渋谷へ拠点を移し、有名サロン勤務、フリーランスを経験。2022年11月、原宿に「PRO SHOP WAVE」をオープン。2024年には2店舗目を出店。特殊ヘアからトレンドパーマ、バーバースタイルまで幅広いメンズデザインを提案し、サロンワークのほかセミナー講師としても活躍。独自の技術と発信力で、メンズヘアの可能性を広げている。
Instagram:@yusukehasunuma

 

 

(文/石田雅子 撮影/撮影/松林真幸 MIKAN inc)

 

 

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