理不尽な罰金や予約の横取り…給与や待遇の不満すらマシに思えるかも!? 現役美容師の「サロンを卒業しようと思った瞬間」とは?

給料がアシスタント時代より安い!? その原因を作った店長の怪しい行動とは(30歳/男性)

 

私が働いていたお店では、スタイリストのランクが「スタイリスト」「トップスタイリスト」「ディレクター」に分かれていて、ランクによってカット料金が変わります。そのため、自分のランク指定の予約しか入客できないというルールでした。

 

当時、私はトップスタイリストで、店長はディレクター。ディレクターはカットが8,000円と高額なので、フリーのお客さまの予約があまり入りません。そこで、店長はトップスタイリスト指定の予約から、カラーやパーマなどの単価が高いメニューをすべて、自分の予約としてシステムに入力。予約を横取りしていたのです。店長にお客さまを奪われた私は、カット以外のメニューでフリーの入客がありませんでした。

 

 

完全歩合制の店なので、予約が入らなければその分給料も下がります。店長が予約を横取りしたことで、トップスタイリストであるにも関わらずアシスタント時代の給料を下回るようになってしまいました。

 

自分のことしか頭にない店長の理不尽さに嫌気がさし、退職することに。私が辞めた後、他のトップスタイリストもバタバタと辞めていったそうで、今では人手不足で困っているとか…。

 

 

なんのために美容師をやっているの? と疑問に思った会社開催のコンテスト(28歳/男性)

 

私が勤めていた会社では、よく社員のカットコンテストを開いていました。グループ会社だったこともあり、有名美容師を審査員に迎えたり、大きな会場で開催したり、かなり大きな規模のコンテスト。参加するには1回25,000円の出場金を自腹で払わなければいけませんでした。

 

もちろん、コンテストに出たくない人もいるのですが、「参加費が集まらないと困る!」と言われ、スタッフは強制で出場させられます。さらに、コンテストの作品ために使うブリーチ代や材料費なども自腹です。しかも、コンテスト当日までは夜中まで残って作業することもしょっちゅうでした。

 

しかしあるとき、参加費で支払っているお金はサロンやスタッフ教育へ還元されているのではなく、会場代や審査員のギャラに使われていると知り、何のためのコンテストなのかわからなくなって不満が募っていきました。そこで、出たくないとお店に伝えると「反抗するなら辞めちまえ!」と言われたので、実際にお店を辞めることにしました。

 

>罰金や罰ゲーム…!? 頑張っているのにオーナーたちは文句だらけ!

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