あの名店のスタイリストデビューの基準を探れ! Vol.3 60店舗を誇るトータルビューティサロンNeoliveの二刀流教育

チェックに落ちた後のフォローをしっかりとすることが大切

 

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-デビューの平均年数はどれくらいでしょうか?

 

一番早いアシスタントですと、2年半。平均年数は3年から4年。アシスタントによって成長の度合いはそれぞれですので、遅い人もいます。でも遅いからダメという風潮はないんです。

 

-なるほど。ではデビューの早い人と遅い人の差は何だと思いますか?

 

これはもう努力の差ですね。器用、不器用は関係ない。どれだけ情熱を持って練習できるかが大切。でもただ練習すればいいというものではない。髪を切ることをただ『こなす』ようになってはダメなんです。お客さまの髪をカットするといことは、お客さまの人生に影響を与えるんだ、というくらいの気持ちで練習をしないとといけないんです。この気持ちを持っていない人はチェックに合格できません。

 

-デビュー前にアシスタントが直面する挫折はありますか?

 

チェックに落ちてしまい、精神的に落ち込んでしまうこと。しかも不合格が続くと、自信を失いモチベーションが下がってしまう人もいます。でもそういうとき、先輩が夕食に誘うなどアフターフォローをするんです。マンツーマン指導なので、相談できる人が常に側にいるというのがNeoliveのよさだと思います。

 

-そんな苦労を経てデビュー。デビューしたことで働く環境はどう変化しますか?

 

お給料は固定給に歩合がプラスされます。アシスタント時代にももちろん歩合はあるのですが、スタイリストになるとさまざまな歩合が付くので、頑張り次第でどれくらいでもお給料は上がるんです。また『主担当』の制度を設けていますので、デビュー前からお客さまと信頼関係を築けているスタッフがうちには多いんです。デビュー直後でも担当するお客さまもついているため、給与の不安もなくスタイリストとして活躍できます。

 

-働き方に関して、どんな変化がありますか?

 

働く喜びが変わりますね。アシスタント時代もマッサージなどで担当したお客さまから喜ばれるのですが、やっぱりスタイリストデビューすると全てを担当できるので全ての喜びを受けられる。あとはお客さまに感謝の気持ちが抱けるようになるんです。自分が今ここで髪を切れているのは、お店にきてくださるお客さまがいるおかげ。その感謝を常に感じています。

 

ママになっても活躍している先輩がいることで、独身のスタッフにとっては将来のビジョンも描けるので働くモチベーションになるんじゃないでしょうか。一生、活躍できる仕事したいと思っているスタッフをうちは応援しているんです。

 

-最後に、デビューを目指しているアシスタントの方にメッセージをお願いします。

 

普段の仕事においても、責任を感じながら仕事に取り組んでもらえたらと思っています。アシスタントの仕事をアシスタントとしてこなさず、もしシャンプーを担当したら、自分のお客さまなんだと思いながら仕事と向き合ってみてください。

 

そして強い思いを持ち続けてください。強く思ってきたことは叶うんです。なので『折れない気持ち』と『強い気持ち』を持ってください。美容が好きだという気持ちを忘れず、壁や挫折にぶち当たったら、なぜ美容師になりたかったかを思い出してみてくださいね。その思いが全てに繋がっていくと思います。

 

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プロフィール
Neolive Quattro

デザイナー・トップスタイリスト/神田桃子(かんだ ももこ)

親しみやすい人柄で老若男女に愛されるスタイリスト。ヘアアレンジやメイク、ファッションの知識も豊富。「AbemaTV FRESH!」でヘアアレンジを披露するなど活動の幅を広げている。

 

(取材・文/服部 悠志  撮影/QJナビ編集部)

 

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