【全身タトゥー×世界平和】異色すぎる美容師、河崎魁仁が掲げる“本気の理想”とは?いじめられた少年が、“見た目で人生を変える側”へ。逃げ道を断ち、人生を賭けた覚悟を体に刻んだ美学

 

「美容師は厳しい。でも最高」——これから目指す人へ


――最後に、美容師を目指す人に伝えたいことは?


まず、間違いなく厳しい仕事だと思っておいた方がいいです。キラキラしている部分だけを見て入ると、そのギャップでしんどくなると思います。

でも、その分得られるものは本当に大きい。人の人生に直接関われる仕事って、なかなかないんですよ。与えているようで、実は一番もらっているのは自分だと感じることも多いですし。これだけ楽しくて、誇れる仕事は他にないと思っています。

 

 

 

――サロンを経営する立場になってからも、試練は続きますからね。

 

そうですね。去年、退職者を出してしまった経験を経て、いいことも悪いことも必ず起きるものだと、改めて実感しました。だからこそ、人からどう見られるかよりも、自分の信念を貫くことのほうが大事だと強く思うようになって。

 

その感覚で動くようになってから、不思議と出会う人も変わっていったんです。気づけば、同じ価値観を持った人としか出会わなくなっていました。僕自身、提案するヘアデザインの幅は広いんですが、お客さまの職業はかなり偏っていて。実は、ほとんどが経営者の方なんです。いろんな業種の方が来てくださっていて、それもまた面白いなと感じています。

 

特別に狙っているわけではないんですけど、結局はマインドが近い人が集まるのかなと。前線で戦っている人同士だからこそ分かり合える部分があって、自然とそういう会話になることが多いですね。

 

 

 

――その覚悟と美学を体に刻んでいるだけに、河崎さんの言葉にも厚みを感じます。

 

最初のタトゥーは、美容師としてこのまま生きていく覚悟を決めるために入れました。今はもう、その決意を通り越して、完全に逃げ道を断っている状態ですね。

 

正直、この見た目でどこかに雇ってもらえるかって言われたら難しいと思うので(笑)。だからこそ、自分でやり続けるしかない。そういう意味でも、完全に覚悟は決まっています。

 

 

――タトゥーは、ただの装飾じゃない。生き方そのものが、にじみ出た結果なんですね。今日はありがとうございました。

 

プロフィール
河崎魁仁(かわさきかいと)
TRIBE代表取締役
大阪府出身。高津理容美容学校を卒業後、メンズヘアサロンのオープニングスタッフとしてキャリアをスタート。大阪キタの激戦区で5年間、厳しい環境に身を置きながら技術と接客力を磨く。2023年に独立し、中津にセット面7席のメンズサロン「TRIBE」をオープン。フェード、ハイライト、パーマを融合させたエッジの効いたデザインで支持を集める。自身のタトゥーを含めた強いビジュアルもアイコンの一つ。会社理念に「世界平和」を掲げ、男性の美容意識向上を通じて価値提供を続けている。
Instagram:@kaito_kawasaki_

 

 

(文/石田雅子 撮影/山元祐人)

 

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