美容師7年目で東京へ。SHEA前坂美来乃さんの二十代半ばからのリスタート!

二十代半ば、アシスタントからの再スタート

 

 

東京では、アシスタントからの再スタートだったので、これまでのプライドを捨てる覚悟はしていましたが、辛いこともありました。入社2日目には、先輩から「髪がダサいから切ってあげる」と言われてしまって(笑)。今思えば愛のムチですが「東京を甘く見ているのでは?」などと言われて、泣きそうになったことも。

 

でも、仕事は楽しかったですね。最初の1年間は坂狩について、撮影の仕事などで飛び回り、刺激しかないような毎日でした。名古屋の美容室では、撮影の仕事は1年に1回ほどでしたが、東京では週に2、3回。それまでメイクなどやったことがなかったのに、入社1ヶ月で突然メイクをやってと言われ、現場でどんどん仕事を覚えて、人とのつながりもできていきました。

 

最初の1年でアシスタントとしてのカリキュラムを消化し、2年目からスタイリストになりました。デビュー当初はなかなか売り上げが上がらず、悪戦苦闘。うまくいきはじめたのは、得意の「前髪パーマ」を、インフルエンサーの方にSNSであげていただいたのがきっかけです。

 

パーマを打ち出している美容師さんが少なかったので、それで目に留まりやすかったこともあると思います。坂狩は全国でパーマのセミナーをするほどの腕前で、私や他のスタッフもその技術を継承しているため、自信をもっておすすめすることができました。SNSについては今後、作品や提案したいスタイルだけではなく、気になるカルチャーや暮らしの中の出来事などを発信していきたいと思っています。発信した内容をコミュニケーションツールとして、お客さまと、もっと深くつながることができたらうれしいですね。

 

上京当初は作品撮りに力を入れて

 

 

東京に来てからは、とくに作品撮りに力を入れました。作品撮りは、週に2〜3回、必ずやっていました。個人でやる撮影とは別に、サロンのスタッフ3人で「あさびよう」という活動で撮影会もしていました。仲間と一緒に、ヘアメイクとカメラの勉強をしながら、ヘアメイク、カメラマン、モデルの役割を持ち回りでして、協力しながら撮影していました。

 

作品撮りに集中して取り組んでよかったことは、自分の作品を客観的に捉え、かわいさのバランスを見る力がついたことです。「あさびよう」の活動では、自分ではかわいいと思ったものが、第三者から見れば、そうではない場合もあることを学びました。さまざまな意見を言ってもらえたからこそ、気づけた部分もたくさんありました。

 

>店長になってから客観的に物事を捉えられるように

 

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