大変なときこそキラキラ苦しむ! SCREEN GINZA MAISON 橋本佳奈が体現する若きリーダー像

 

神戸で圧倒的な知名度を誇るSCREENが、満を期して昨年1月に銀座に進出。銀座に乗り込むチームを率いるリーダーとして店長に大抜擢されたのは若きエース、橋本かなさんでした。店長になれたのは今の実力でなく、これからリーダーに成長するために与えてもらった「課題」だという橋本さん。クリエイティブに挑戦しつつ、どんな時でも“人”を大切にする橋本さんのチャレンジへの挑み方を伺いました。

 


 

入社の決め手はスタッフの「熱量」

 

 

「SCREEN」(スクリーン)で働きたいと思った理由は、スタッフの仕事に対する熱心さに心を動かされたからです。就職活動ではたくさんのサロンをまわりましたが、どのサロンもそこで働くイメージを持てませんでした。いったん就職活動をやめようと諦めかけていたとき、友人から「好きそうなサロンがあるから行ってみたら?」と「SCREEN」の存在を教えてもらったんです。

 

その日のうちに「SCREEN」のホームページを見てピンときて、その日のうちにカラーの予約を入れました。入社後にわかったことですが、ホームページは代表の神谷翼が徹夜で編集し、魂を込めるようにしてつくったものでした。文字や写真からでも想いは伝わるものです。今思えば、ホームページを見たときから代表やスタッフの仕事に対する熱い想いを感じ取っていたのだと思います。

 

はじめてサロンを訪ねたときは、スタッフは皆忙しそうでしたが、あくせくした雰囲気はなく、活気に満ちていました。少し待たされても、その時間が苦にならないほど居心地がよかったのを覚えています。何よりそこで働くスタッフの仕事やお客さまに向かう温度感が心地よく、「この人たちと一緒に働きたい!」と思いました。会計のときにスタッフの募集をしているかどうかを聞いてみると、募集はしていなかったのですが、運よく面接をしてもらえることになり、その結果、入社することができました。

 

必死にやっていれば悩む暇はない!

 

 

今、振り返っても入社当初から激動の日々の連続でした。姉妹店の「SISTER.BY SCREEN」(シスター バイ スクリーン)がオープンしたてだったこともあって帰宅が夜中になることもありました。でも不満に思ったことはなく、「いいサロンにしたい」という熱い想いを持ったスタッフとともに働けるだけでワクワクし、刺激的な毎日でした。入社初日、夜中の3時に同期と一緒に「すごいね!始まったね!!」と高揚した気持ちで自転車を漕いで帰ったのを覚えています。

 

入社した年(2014年)に世界最大級のヘアデザインコンテストで先輩の福井優生が日本代表として、ベルリン(ドイツ)で行われる世界大会に出場することになり、スタッフもみんな一緒にベルリンに行きました。そこで世界の大舞台を間近に見て、「いつか自分も日本代表になりたい!」という目標もできました。

 

そのとき、直属の上司の松尾弘明が、まだ入社1年目で何もできない私に、「来年は一緒に挑戦できるように頑張ろう」と言ってくれたのが印象的でしたね。翌年(2015年)は本当に松尾のヘアメイクアシスタントとしてコンテストに参加することが叶いました。まだ何ができるわけでもない私はとにかく自分の持っている力を発揮できるよう、手を精一杯動かそうとサロンのウィッグの顔に片っ端からメイクをして練習をしました。

 

そのときは「怖い」という感情も生まれる余地がないほど、必死に食らいついていく感じでしたね。

このコンテストに限らず、今日まで、乗り越えなければならないハードルがたくさんありました。その度に必死に取り組んで乗り越え、こうして一人前になれたのは、挑戦する機会を与え続けてもらえたから。この先に進むべき方向を迷わないで済んでいるのも、先輩方がどう進んで行けばいいのか、身をもって指し示してくれているからだと感じています。

 

信頼されたいなら、まず自分から信頼すること

 

 

私が仕事をするうえで最も大切にしているのは、“人”です。仕事上でもプライベートでも、誰と接するにしても、相手に自分の想いをいかに伝えるかを大事にしています。仕事も人も、自分が向けた想いの分だけ、よいものを返してくれるようにも感じています。

 

相手から好かれたい、信頼されたいと思うなら、まず自分から表情や行動などによって、好意や「あなたを信頼している、尊敬している」というメッセージを発することだと思います。私はときには、それを明確に言葉でも伝えるようにもしています。

 

お客さまやモデルさんは、スタイリングをさせていただくなかで、こちらの仕事に対する熱意を感じ取ってくれ、それが信頼関係につながっているのかもしれません。そうしてお客さまといい人間関係を築くことができると、ウエディングを任されることもありますが、本当にうれしいですね。また、モデルさんとの関係性は、美容師の人生を変えるといってもいいほど大切です。応援してくれるモデルさんがいることは大きな力になります。

 

>常に期待に応えられる自分でありたい!

 

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