ただバズっても意味がない!集客できる投稿を!#スパイラルパーマ 保利祥汰さん #♡♡♡♡♡♡♡でTOPにでてきた人

イケてるスタイルなのに「顔出しはちょっと…」なお客さまの写真を載せる秘策とは!?

 

 

―お客さまやモデルさんの写真を撮るときに気をつけていることはありますか?

スタイルが完成したときって、「この角度がカッコいい!」という箇所がありますよね。それを全面的に押し出せるような写真を撮るようにしています。お客さまの顔の角度や画角も、カッコよく見えるように結構ちゃんと指示しますね(笑)。

左右どちらも撮るときは、そのまま流して撮らず左側用・右側用ときちんと整えて一番カッコよく見えるように撮るのですが、お客さまにはカッコよく見える“利き顔”があるので、それに応じて「左側のほうがカッコいいから、今集中して!」とお願いすることもあります(笑)。

 

 

―お客さまと信頼関係がないとできないですね(笑)。

 

たしかに、仲は良いですね。でも、中には顔を出したくないという方もいます。そういう方に限ってカッコいいスタイルになった!ということも多いので、そういうときは「インスタには載せないから、次回来店のときの参考用に撮らせて!」ってお願いするんですよ。で、次に来店してくれたときに「やっぱり前回のスタイルカッコいいな! お願いだからインスタに載せさせてよ」と段階的にお願いすると載せさせてくれる確率が上がります。褒められて嫌な人はいないし、何度かお願いすると「そんなに言うなら」という気持ちになってもらえるみたいです。

 

 

―策士ですね(笑)。ヘアスタイルに混ざって「僕のメシ」というハイライトがおもしろいなと思いました。これも、載せている理由があるんでしょうか?

 

そうなんですよ。ストーリーに食事を載せるときって、たいてい映える外食とかだと思うんですけど、あえて映えない普段の自炊メシを載せているんです。というのも、映えるものばかりだと生活感がなくて人として親しみが湧かないんじゃないかなぁと。僕は休日もインドア派なので、そんな僕が上げられる親しみのあるものってなんだろう?と考えたときに、「ご飯はみんな食べるよな」と思い立ちました。

お客さまには、一人暮らしの大学生や社会人の方も多いので、結構話の種になるんですよ。来店いただいたときに、「なんすか、あれ」とかよく突っ込まれています(笑)。

 

 

―最後に、これからInstagramで集客したいと考えている美容師さんにメッセージをいただけますか?

 

今は、SNSが当たり前に集客ツールになったので、取り組んでいる美容師さんは本当に多いかと思います。これは自戒も込めてなのですが、SNSでのバズや写真を撮ることに集中しすぎて、今来ていただいているお客さまが二の次になることがあっては絶対にいけないと思っています。

もちろん、今の時代、集客のためにSNSは必要ですが、それとは別に、僕は来ていただいたお客さまが僕のことを友人や知り合いにも紹介したいと思ってもらえるような信頼を得られるように努めています。だって、来店してカッコよくなれて、人柄も好きになってもらえたら、人にも紹介したいと思ってもらえるはずじゃないですか。美容師は技術職で技術があってこそ。SNSの見せ方を努力する職業ではないので、僕もそれを忘れないようにしたいです。

 

―今日はありがとうございました!

 

プロフィール
fifth原宿/スタイリスト
保利 祥汰(ほり しょうた)

福島県出身。国際ビューティーファッション専門学校(現・国際ビューティー&フード大学校)卒業後、新卒でfifthに入社。メンズパーマを中心に年間4000人もの顧客を担当する傍ら、原宿店のマネージャーも務める。
Instagram: hori_sho_

 

 

(文/須川奈津江 撮影/菊池麻美)

 

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