美容師が伸び悩むのは、本人だけの問題じゃない 「あの人に会いたい」美容師×美容師の化学反応  第8回 MINX青山店 後藤 晃成さん×siki 磯田 基徳さん

「たとえばMINXにフリーランス美容師がいても…って考えたり」(後藤)

 

 

後藤:ちょっと買い被りすぎじゃないかと思いますが…(笑)。でも、これから先のことをぼーっと考えることはありますね。たとえば、Instagramもいずれ飽和状態になるし、この先ずっと集客サイトに頼れるかはわかりません。YouTubeがInstagramと同じくらい効果を発揮する時代がくるかもしれないし、こないかもわからない。

 

いずれにしても変化に対応していきたいんですよね。たとえば、時代的にMINXにフリーランスの人がいてもおかしくないと思いますし、小さい規模のサロンを出すのもアリだと思うんですよね。デザイン特化型のサロンがあってもいいかもしれないなとか、そんなことを一人で考えています。

 

磯田:素晴らしいね。

 

後藤:トップからも自分でプランニングしてやれるなら、やりたいことやってみろって言われています。でも、そのためにはまだ実績が足りない。売上もまだまだ、コンテストもまだまだです。

 

 

磯田:変化に対応するためにブランドをディレクションするっていう考え方は大事だし、絶対にディレクションしていったほうがいいよね。そこにゴーサインを出すかどうかは、会社の都合だと思うんだけど。とにかく若い子入れて、ディスカッションして、どんどん変わっていかないと時代に取り残されちゃう。これはどの業界も同じだと思うけど。

 

後藤:ただ、まだ自分のことでいっぱいいっぱいなんで…アイディアはあるんですが。

 

磯田:そうだよね、まだまだ伸びしろがあるわけだし。一方の僕は、今はお店の子たちに何ができるか、そればっかり考えてるなぁ。Instagramの打ち出しをちょっと変えてみたり、ちょこちょこ個人的なトライはしている。セミナーもあるしね。

 

後藤:セミナーで忙しそうですよね。週イチでどこかに行ってる印象です。

 

磯田:簡単に呼べるセミナー講師って思われているかも(笑)。そうだ、晃成くん一緒にセミナーやったらどうなるだろうっていうのは思うな。

 

後藤:えっ!?

 

磯田:やろうよ! 二人とも置かれている環境も違うし、これから伸びていく晃成くんとのコラボはおもしろいんじゃないかな。和気あいあいとした雰囲気で。

 

後藤:まずは、その場に恥じない自分になるよう頑張ります!

 

 

 

プロフィール
siki
代表/磯田基徳(いそだもとのり)

埼玉県出身。窪田理容美容専門学校卒業後、都内2店舗を経て、2017年に東京・渋谷に『siki』をオープン。Instagramによるブランディングで一躍人気サロンに育て上げる。MILBON×sweetのコンテストでグランプリを3度受賞。DREAM PLUS CONTESTでは東日本エリアファイナル2年連続進出。

 

 

プロフィール
MINX 青山店
トップデザイナー/後藤 晃成(ごとう こうせい)

岐阜県出身。名古屋理容美容専門学校卒業後、代表取締役社長の岡村享央氏に憧れてMINX入社。人気デザイナーの元でアシスタントに励み、ヘアショーやコンテストにも積極的に参加。ナプラドリームプラス2017にて6位入賞などの実績を残す。2018年にスタイリストデビューし、同年に新規指名数が全店2位となった注目の実力派トップデザイナー。

 

(取材/外山 武史・撮影/菊池 麻美)

 

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