業界屈指の “仕掛け人”Lily寺村優太が語る、 美容の未来予測と手がける新天地 ~VR教育、STEKiNAイベント~

2020.01.29

 

 

書籍『美髪のルール』はAmazonでベストセラー、プロデュースした最高品質のシャンプー『Flowers』の大ヒットなど、業界からもその動向が注目の的、Lily寺村優太(てらむら ゆうた)さん。ここ最近、またもやセンセーショナルな仕掛けをしたとの情報をキャッチし、寺村さんを直撃!寺村さんが手がけた4時間全てトークイベント『STEKiNA』とVRによる美容教育の2つの新天地に密着しました。

 

業界屈指の仕掛け人、寺村優太が考える、美容や教育の可能性とは?

 


 

素敵な美容師が集まるイベント、『STEKiNA』。開催の狙いとは?

 

 

−昨年末、寺村さんプロデュースのイベント『STEKiNA』が話題を呼びました。開催のきっかけは?

 

寺村: イベントの主催元であるLiME(美容師のカルテ管理アプリ)のプロモーションムービーの反響がきっかけです。僕もユーザーとしてLiMEを利用していて「これは美容師の未来を明るくする!と可能性を感じ、宮永えいとさんとプロモーションに関わらせてもらっています。

 

僕が入ったころには、既にすぐれた機能面に魅力を感じて、多くの美容師さんが利用していました。さらに魅力を広げようと考えたとき、LiMEが大切にしている“美容師への想い”を具現化したいと考えたんです。

 

−LiMEの想いとは?

 

LiME代表の古木数馬さんは美容師としての経験を活かし、美容師の働きやすい環境を創造して、LiMEのアプリを開発しています。美容のプロと人との信頼ある繋がりを創るためにLiMEがあるんです。

 

そんな古木さんの気持ちに僕やディレクターの宮永さんも共感しまして。そこで、「美容師を応援したい」という姿勢やマインドが伝わるムービーにしようということになりました。

 

 

昨年は、父と娘を題材にした味噌汁の広告などエモーショナルでドラマチックな動画がバズっていて。僕も「なにこれ!」と感動したんです。それらをヒントに、美容師人生を通して仕事の素晴らしさが伝わるストーリーを練り上げました。

 

制作チームも、美容師として活躍する方で構成されています。ディレクターには美容師を基盤にマルチな活動をしている宮永えいとさん、動画制作にはNEUTRAL DOORで動画クリエーターとしても活躍する戸梶 翔太さんに協力してもらいました。美容師に深い感動を伝えられるように意識しましたね。

 

−プロモーションムービーの反響はいかがでしたか?

 

「美容師になろうと決めたころを思い出しました」「自分と重なる部分も多くて感動しました」など、多くのDMやメールが全国から殺到しまして。予想以上の反響に僕たちもびっくりしました。

 

そこで、実際にアツい美容師を集めたらどんな化学反応が起こるだろうという話になりまして。志の高い美容師コミュニティーができたら、さらに業界の可能性が広がると思い、イベント化に踏みきりました。

 

 

−今回のイベントのテーマは何ですか?

 

LiME自体が業界的に斬新な商品ですから、イベントでも思考の新しい美容師にリーチしたいと考えました。

 

ターゲット設定は、頭を使って行動をしている美容師。そこでひらめいたのが“トークショー”です。美容師のイベントは技術を見せるヘアショーが多いですが、同じことをしてしまっては新鮮味がないなと。

 

「行ってみないとわからないけど、なんか新しいものを得られる気がする」と興味を持ってもらえるようなプログラムにしようと思いました。

 

 

−ゲストの皆さんが、とても豪華ですね! どうやって声をかけたんですか?

 

寺村:僕は気になる人がいると「ご飯いきませんか?」と誘うんですが、その中から、“この人がライブで話したら楽しそうだな”と思った方に声をかけました。「トークショーをやりたいんだよね」とざっくりとした相談内容でしたが、すぐにOKをしてくださったかたばかりで…本当に感謝しています。

 

そこから出演者をどう組み合わせるかに少し頭を使いましたね。20代の感度の高い美容師さんが、いま本当に知りたいカテゴリ別でチーム編成しました。

 

 

−当日の様子はいかがでしたか?

 

寺村:イベント告知を公表したところ、たった3時間で目標人数を達成しました。予約だけで200名、実際は350名近くの美容学校生、美容師さんがきてくれて嬉しかったですね。

 

 

-すごい! 狙い通り速攻満員になったんですね。

 

寺村:はい、おかげさまで。ただ、一つ心配していたのが、”キャンセル”。イベントを無料化すると3割ほどキャンセルが出るようで。

 

そこをふまえて予算組はしていましたが、できるかぎり来場者数をのばしたかったので、急遽スペシャルゲストのLECO/内田聡一郎さん、GOALD/中村トメ吉さんのCMを作りました。

 

「行かなくちゃ!」と期待値をあげることに成功し、当日のキャンセルはほぼゼロでしたね。

 

(宮永えいとさんが動画CMを手がける)

 

−イベントを終えてみた今、率直な感想をお聞かせください。

 

寺村美容学生の「1分間自己PR」は、多くの美容師さんから好評でした。
これは、トークセッションごとの合間の準備と撤収の時間を有効活用しようとしたのが発端です。その時間をエンタメに変えたいなと。

 

協力してくれる美容学生さんを募るために全国の学校に案内を送付。その中から150名ほど志願者がいたのですが、きちんと話せる方を選出するために、WEB審査をしました。

 

1分間の自己PR動画をLINEに送る審査を設けたところ20名ほどの応募があり、さらに審査をかさねて9名の学生が当日登場しました。

 

 

-編集部も聞かせていただきましたが、特に最後の学生さんが印象的でした

 

寺村:実は彼、ぼくのお客さんなんです。ずっと引きこもりだった彼が「くせ毛をなおして、自信を持ちたい」と来店してくれたのが高校一年生くらい。そこから通い続けてくれて、高校三年になったとき「やりたいことが見つかりました。僕、美容師になります」と宣言してくれたんです。そこから専門学校に行き、みるみる変化していきました。

 

いまでは、イベントで堂々と発表し、有名美容室への内定も決まっています! 引きこもりだった彼が、自分の殻を破り、人の心を動かす立場になっていると思うと、僕も感慨深くて…。

 

こういう出会いや感動を味わうたびに、美容師の仕事っていいなと思うし、そう実感する仕掛けをこれからもしていきたいですね。

 

>SNS時代の先に必要なのは “圧倒的な技術力”。VR教育の先にある、美容の未来とは?

 

Related Contents 関連コンテンツ

Guidance 転職ガイド

Ranking ランキング