【スライドカットの巨匠、川畑タケル】湘南ビーチが一望できるBEAUTRIUM七里ヶ浜からの動画レポート。ヘアカット動画は要チェック!

自分の身体の一部のように道具を扱うことの大切さ

 

トカジ:川畑さんがオリジナルのハサミを作り始めたきっかけは何だったんですか?

 

川畑:最初は全然モノにこだわらなかったんだけど、切りやすいハサミと切りづらいハサミがあること。ブラントにも好きな切れ味があって、それをハサミメーカーの人と話しているとだんだん分かってきたんです。材質とか、研ぎ方とか、研ぎ方の角度とか。自分に合ったハサミと出会って、ストレスなく切りたいですよね。

 

 

道具は、ブローする時のロールブラシでも、カットする時のコームでも、自分の手の先の道具なんだけど、自分の手のようにちゃんと動かなければ、それはただの道具でしかないんですよね。スタッフたちにも言ってますが、自分の体の一部のように、シェイプもできて、カールも入れて、それが毛先の先にまで毛があるように作れないと、柔らかいカールができない。

 

 

バレリーナがすっと手を上げた時に、その指の先にまだ20センチくらいの指があるような、そういうカールやカットの毛先を作らないと、それは動いていない物になっちゃうからね。

 

13年前、青山から湘南に拠点を移した本当の理由

 

 

トカジ:本当に素敵なロケーションですよね。この場所に出店された理由は何ですか?

 

川畑:店舗をデザインする時に、東京では限界があると思ったんです。高い家賃を払うために働くのも嫌だったし。この店は外が気持ちいいのと、天井も高い。それに都心からすごく離れているわけでもないんだよね。生活にゆとりのあるお客さまを相手にしたかったし、自分もゆとりが欲しいし。

 

 

今はコロナだから、ここまで来てくれたお客さまにはマスクを外してさ、深呼吸して欲しいわけですよ。みんな東京で小さくなっているよりは、こっちまできて気持ちいいなと思うひとときを過ごして帰ってもらいたいんですよ。本当に13年前に、この場所に出店してよかったなと思っています。

 

 

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プロフィール
川畑タケル(かわばた たける)
BEAUTRIUM(ビュートリアム)Artistic Director

ファッション誌のヘアページを皮切りに、独自の世界観でヘアデザインを発信。それまで画一的だった日本の美容界に革命を起こしたスライドカットで、欧米人風のヘアデザインで注目を集める。美容界だけではなく、ファッション関係者、モデル、女優なども魅了し、様々な方面に影響を与える存在。2008年、BEAUTRIUM七里ヶ浜店のオープンを機に、青山から鎌倉エリアに拠点を移す。

 

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