わたしたちにはまだやるべき仕事がある! 美容師とかなえる「なりたい私」の作り方

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髪は、女性の自信やコンプレックスに関わるデリケートなお話だけに触れにくい領域。それだけに、髪には、女性の自信を取り戻すほどのチカラが秘められています。

ここでは、ヘアライターの佐藤友美さん、Lilyの寺村優太さんがトークショーで語った、髪のチカラを借りて、「なりたい私」を実現した女性たちのお話、自分を変えてくれる美容師の探し方について紹介します。

※トークショーは、佐藤友美さん、寺村優太さんがそれぞれ髪にまつわる著書を発行したことを記念して開催されたものです。

 


 

本当は“髪”に悩む女性はわんさかいる

 

以前QJナビでもご紹介した『女の運命は髪で変わる』(サンマーク出版刊)は、女性にとって髪はどんな存在なのかが書かれた佐藤さんの著書です。そして、美髪になるための自宅ケアと美容師の選び方について書かれた寺村さんの『前からも後ろからもキレイがあふれる 美髪のルール』(ディスカヴァー・トゥエンティワン刊)。実はその両方が企画段階で一度「ヘアカタログや写真集以外の髪の本は前例がないし売れない」とボツにされていました。

 

佐藤:この本は、実は書籍化のオーディションでは箸にも棒にもひっかっからなかった企画です。でも、ある男性の編集者さんが「僕も中・高校生のとき、朝のヘアスタイリングがうまくいくかどうかで、学校に行きたくなったり、行きたくなくなったりした。男の僕でもそうなんだから、女性にとって髪はもっと大事なはず。佐藤さんの本を読みたい人もいると思う」と企画を通してくださり、出版できることになったんです。

 

寺村:僕の場合は、担当編集者さんの奥さんが僕のお客さんだったことから、書籍化のお話に進みました。どんどん綺麗になっていく奥さんの髪を編集者さんが間近で見て、ヘアケアの本を作りましょうということになったんです。でも、企画会議ではヘアケアだけの本が売れるわけがないとボツになりました。でも僕には確信がありました。僕はヘアケアに関する情報をツイッターで発信し続けたことで、美容師3年目でツイッターフォロワーが15000人になっていたんです。表に出てこないだけで、解決策がわからないままヘアケアに悩んでる人がたくさんいるっていうのはわかっていて。この本でそんな人たちの悩みが解決できるという思いが強かったので、編集さんと企画を練り上げ、マーケットをしっかり示したうえで再度会議に出してもらいました。

 

写真2

 

本を出したら○○歳オーバーの女性たちから問い合わせが 

なりたい私になった女性case.1(寺村)

 

寺村:今回この本を出版するまでは、本当に伝えたいことはSNSで発信していました。例えば「トリートメントは髪を修復しない」など、雑誌には載せてもらいにくいこともあるので。SNSで発信していると、それを見て共感してきてくださるお客さまは若い世代の人になるんです。でも、本を出してから急に70代、80代の方から電話の問い合わせが殺到するようになったんです。

 

72歳の女性のお客さまは、街を歩いていたら後ろから若い男性に「お姉ちゃんっ」と声をかけられて、振り向いたら「ばばぁかよ」って言われたそうなんですよ。「ばばぁなのは本当だからいいんだけど、後姿だけでもお姉さんと間違えられたことがうれしくて仕方なかった」とよろこんでくれて。そういう風にお客さまの人生を変えれらることが僕の喜びです。

 

髪をほめられることの自己肯定感

なりたい私になった女性case.2(佐藤)

 

佐藤:どうして自分が髪にこんなにこだわるのかなって考え続けていたんですけれど、最近答えみたいなものが出たんです。それは「髪をほめられると、自己肯定感がすごく増すんだ」ってわかったからなんですね。日本の18〜22歳の人たちは自分を認める力、つまり自己肯定感が世界で一番低いといわれているんです。その自己肯定感を引き上げてあげられるのが、髪なんじゃないかなって思うようになったんです。

 

実はこの本を書いてから、こんなエピソードを聞きました。

ある編集者さんのお友だちで、ちょっと体が大きくて、口癖が「私なんか」って言う方がいたんですね。美容師さんを紹介しようとしても「私なんかおしゃれな美容室に行っても『こんなブスくるな』って思われるからやだ」って拒否していたそうなんです。でもその編集者さんが『女の運命は髪で変わる』 を彼女にプレゼントしたら、なんと「美容師さんを紹介してほしい」と相談してきたというんです。彼女、そこで生まれて初めてカラーリングをして髪もばっさり切ったそうです。で、翌日会社でものすごくほめられたんですって。すると今度はネイルサロンとまつエクサロンも紹介してほしい、さらに気になる人に声をかけてデートの約束も取り付けた、と次々と報告があったそうなんです。嬉しい話ですよね。

 

そのデートの顛末はわたしも知らないのですが、そのデートが成功しても失敗だったとしても、彼女はもう二度と「私なんか」って言わないと思うんです。なぜなら、きれいになった自分を周りから認めてもらって、自分のことを好きになれたからなんですよね。髪を褒められるのって、「そのバックかわいいね」と言われるのとは決定的に違う。それは、髪を褒められるということは、まぎれもなく自分自身を褒められるということと同じだからなんですよね。そして、バッグや服とは違って、24時間365日自分にくっついているものだから、リバウンドしにくいんですよ。鏡を見るたびに、自分が褒められた記憶がよみがえるでしょ。だから髪って、自己肯定感につながりやすいんだと思うんですよね。

 

 >理想の美容師の探し方

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