【実話】怪奇な和紙に包まれた毛束の謎…現役美容師が体験した怖い話10選!
夏の風物詩といえば、怪談話。暑い夏の日にはゾクッとするような「怖い話」で涼を感じてみませんか?
今回は、毎年恒例の「美容師が体験した怖い話」2025年バージョンをお届けします!
<目次>
>閉店後に向きが変わる謎の椅子。防犯カメラに映っていたのは…(28歳/男性)
>お客さまが次々と体調不良に。ある鏡に隠された恐ろしい秘密とは?(27歳/女性)
>「また映ってますか…」SNS投稿用の写真に紛れ込んだ“誰かの手”(28歳/女性)
>カップルでの来店かと思いきや…。店舗前から消えた女性の正体(25歳/女性)
>お客さまのシャンプー中、ブースに響いた不可解なささやき声(30歳/女性)
>「呪われてなければいいけど⋯」不気味な和紙に包まれた毛束(30歳/男性)
>勝手に開かれたシザーケース。残された“小さな異変”に鳥肌…(44歳/女性)
>「寒い…」ドライヤーの音に混じって聞こえてきた謎の声(28歳/女性)
>鏡の中と現実で違う動きを見せるお客さま…一体何が?(29歳/男性)
>親切な幽霊の仕業? 勝手に混ぜられたカラー剤の謎(30歳/男性)
閉店後に向きが変わる謎の椅子。防犯カメラに映っていたのは…(28歳/男性)
うちの店は、次の日の朝すぐに営業ができるように、夜のうちに全ての清掃をしてから退勤するルールになっています。店長が掃除にうるさいので、セット面に毛が残ってないかはもちろん、 椅子の向きが揃っているかまで厳しくチェックされます。
ところが去年の夏、朝出勤すると、1番端にあるセット面の前の椅子が逆向きになっていました。そのときはあまり気にせずにいたのですが、翌日もそのセット面の椅子が反対方向を向いていたんです。
2日連続だったことが気になり、掃除当番のチェック表を見てセット面担当だった子に確認すると、昨日も一昨日もちゃんと椅子の向きを揃えて帰ったと言います。しかし、次の日の朝もまた椅子が逆向きに…。さすがにおかしいと思い、スタッフと一緒に店に設置されている防犯カメラを確認することにしました。
すると、夜中誰もいないフロアでそのセット面の椅子だけが、突然後ろ向きに回転していたのです。スタッフはみんな驚きすぎて声も出ない状況。巻き戻してもう一度よく見ても、ひとりでに椅子がクルッと動いていました。なぜかその映像を確認した翌日から、椅子は動かなくなりました。
それにしても、あれがいわゆるポルターガイスト現象なのか? それとも幽霊だったのか ⋯?みんな怖がって、しばらくそのセット面には近づかなくなってしまいました。