カリスマブーム衰退後に新たな手法で成功。美容業界の風雲児、鈴木勝裕の美容師人生

カリスマ時代

 

加熱する無免許問題のなか、一切のメディア露出を辞めた

 

-カリスマブームの衰退はどのように実感したのでしょうか?

 

雲行きが怪しいなと思い始めたのは、一度色を抜いてから色を入れて、最後にもう一度色を重ねて入れる「トリプルカラー」という過度なテクニックが美容雑誌で紹介され始めたころです。そうして「カラーも行くところまでいったな」と当時のカラーブームの衰退を予感したころに、有名サロンの無免許問題が発覚したんです。

 

僕らの店にも「美容師免許証を撮らせてほしい」ワイドショーが押しかけてきましたし、自分の免許証がテレビに映ったのを見たときに「この加熱した流れはよくないな」と思い、一切のメディア露出を辞めました。

 

メディア露出を辞めたことで当然スタッフも集まらなくなり、全てが一旦停滞しましたが、そのときに見つめ直したのが、原宿進出のきっかけにもなった人口統計でした。もう一度これから何が起こるかを分析して、見つけた課題にアプローチしていこうと立ち返ったんです。

 

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人口統計を見つめ直して生まれた多角的な経営スタイル

 

-現在の経営スタイルはどのように生まれたのでしょうか?

 

まず、再度人口統計を見つめ直して気づいたのは、高齢者の方が髪を切る場所がほとんどないこと、そして今後若い人の人口がどんどん減るにつれて美容師の売り上げも落ちていくだろうということでした。

 

前者の福祉美容の面では「キャンピングカー内に美容室を設備した移動型サロンカー」というアイデアを元に、現在出張理美容サービスを展開しています。このアイデアは経営革新に取り組む中小企業を国が支援する「経営革新支援」を得られただけでなく、「渋沢栄一ベンチャードリーム賞」という事業計画書のプレゼンの大会で奨励賞をいただくことができました。

 

そして後者の問題については、美容師の売り上げだけに頼らず、かつお客さまの満足度が高く保てる方法を考えた結果、美容・理容・写真館・ネイル・エステ・マツ毛エクステ・ペットのトリミング・ペットの写真館を一箇所で完結させる「ビューティシモ」というブランドが生まれました。この多角的な形態にしてから今年でもう7年目になりますね。

 

 >カリスムブーム時代と現在の美容業界の違いとは?

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