街の美容室vol.19 三軒茶屋

 

それぞれの街を代表する美容師さんをインタビューする企画、「街の美容室」。十九回目の街は「東京/三軒茶屋」です。三軒茶屋は渋谷や代官山からも近く、都会でありながらも、昭和を感じさせるノスタルジックな商店街やのんびり歩ける緑道もあり、下町の風情の残る街です。今回はそんな三軒茶屋に開店して8年目の「LIBRO」(リブロ)の上田英晶さんに街の魅力やお店を開店するまでのいきさつなどについてお聞きしました。

 


 

−三軒茶屋で「LIBRO」を開かれるまでの遍歴を教えてください。

 

 

ぼくは伊豆諸島の人口300人の小さな島、利島の出身です。15歳で島を離れて桜新町(世田谷区)の高校に通い、その後、山野美容専門学校の夜学に行って、美容師になりました。

 

最初は自由が丘の個人店に入社したのですが何か違うと感じてすぐにやめ、とにかく早くスタイリストデビューしたいと思って「Hair&Make EARTH」に就職しました。1年でデビューし、スタイリストになって1年後、25歳で三軒茶屋店の店長に。そして2年後には月1500万の売り上げを出し、会社の創業者からの推薦で、フランチャイズのオーナーとして独立しました。そこまでトントン拍子だったけれど、「一美容師」として、何か違うかな、という違和感を感じていました。

 

ぼくの理想とする美容師とは、肩書きや売り上げアップを一番の目的とするのではなく、「この人に自分を変えてもらいたい」とお客さまに思ってもらえる人間的な魅力がある人です。美容師とは、本来、お客さまともっとじっくり向き合う仕事だと思ったんです。結局その店は人に譲り、改めて自分自身の店「LIBRO」を出すことにしました。

 

−「LIBRO」という店名の由来は?

 

 

「リブロ」とは、スペイン語で「本」という意味です。もともと本好きということもあって、この場所を、図書館のような、さまざまな人が集ってリラックスできる場所にという思いを込めました。

 

海外に行くと、本がたくさんある場所がみんなの憩いの場になっていて、音楽が流れていたり、お酒が飲めたり、軽い軽食が出たり、2階に上がると素泊まりができたりするところがあるんです。そんな感じで、誰でもフランクに出入りできて、つながりあえる美容室にしたいと思いました。

 

>友だちの友だちはみんな友だちな街

 

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