「どうせうまくいかねぇ」っていうご批判、大歓迎! ムカつく言葉への反骨心がクリエイティブの栄養だ

2020.10.07

 

JR中央線の阿佐ヶ谷駅近くにある「阿佐ヶ谷3349」は「永遠の反抗期」を自称する不良美容室。古民家を改造してつくった赤と黒のパンクな空間でツワモノ(キワモノ?)たちがハサミを握っています。出版社と組んで雑誌『ヘアカタ。』をぶち上げるなど、常に話題を振りまいてきた彼らが、今度は中央線沿線をテーマにした新作『カミガタ。』を世に送り出しました。そこで『カミガタ。』プロデューサーの柴田修平さんとディレクターの阪井さんに、『カミガタ。』の制作裏話や、新たな試みである映像制作について聞いてきました。普通の美容師じゃつまらないと思っているそこのあなた! 刮目して読むように!

 


 

雑誌に載るより「載りたいと思われる雑誌」をつくりたい

 

 

柴田:僕はもともと、美容師として雑誌に載りたいとはあまり思わなくて、「載りたいなら作っちゃえばいい」っていう感覚なんですよ。何かを目指すんじゃなくて、目指される側に立ちたいんです。「僕らがつくった雑誌に載ることを、美容師さんの目標にしてもらう」みたいなイメージです。

 

で、実際に自分たちで本をつくってみたら、簡単ではなかったけれど、意外とできてしまった。そんな感じで前作の『ヘアカタ。』をつくりました。阿佐ヶ谷の不良サロンのリアルな日常っていうめちゃめちゃニッチなテーマだったんですが、これがなかなか好評だったんです。

 

 

『ヘアカタ。』の次回作のお話をいただいたこともあり、じゃあもう1回、今度はもう少し違うテーマでやってみようかと思ってつくったのが『カミガタ。』。エリアを阿佐ヶ谷から、中央線沿線の中野から吉祥寺まで広げて、中央線のカルチャーと絡めた雑誌をつくることにしました。

 

作品と共にインタビューや店の紹介など読み応えもあるラインナップ

 

最初にこの企画を出したとき、協力してくれている出版社の偉い編集者さんから「ニッチすぎるんじゃないの」って否定されたんですよね。それにカチンときまして。「どうせうまくいかねぇ」みたいに言われると「やってやろうじゃないの!」って燃えるんですよ。サロンのコンセプトも「永遠の反抗期」ですが、反骨心や怒りがモチベーションの源なのかもしれません。

 

>ありそうだけど存在しない幻の中央線沿線の世界

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