短距離走のワークスタイルはもう終わり。SIX久保雄司さんが掲げる、スタッフの働き方改革とは。

 

 

サロンワークに加え、ヘアメイクアーティストとしても絶大な人気を誇る久保雄司(くぼゆうじ)さん。彼が率いる表参道のサロン「SIX」は今年で6年目を迎え、オリジナルブランド【6】(ロク)のスタート等、今ますます勢いに乗っています。そんなSIXは、4月からスタッフの働き方を大幅にリニューアルするそうです。そのリニューアルの内容とは? また、そこに込められた久保さんのスタッフ育成に対する想いとはどんなものなのでしょうか。

 


 

短命ではない、スタッフの働き方を模索

 

−まず、スタッフの働き方を変えようと思ったきっかけを教えてください。

 

 

SIXのスタッフはもともと女性が多いんです。今後も女性スタッフの比率が高いことが予想されるので、産休や育休はもちろんのこと、健康面や体力的な面から起こるライフスタイルの変化をよりサポートできる体制をつくらなくてはと考えていました。加えて、コロナ禍が訪れて、生活が劇的に変化しましたよね。これまでの当たり前にとらわれず、もっと多様性のあるサロンでなければならないとより強く思うようになったこともきっかけです。

 

それともうひとつ。表参道などの都心の美容室で働くことは、短距離走に似ているんです。がむしゃらにお客さまを増やして、売上を上げて…と、自分の稼動をガンガン上げることでお給料を増やしていくわけですが、これを何年も続けるのは至難の業。誰にでもできるわけではありませんし、そこに至るまでに挫折する人もたくさんいます。途中で燃え尽きてしまったり、例えば結婚して生活が変わってしまったりすると、もっと自分のペースで働けるのではと考え始めて、転職をしてしまう。この短距離走のループを、せめて自社内だけでも解決できないかとずっと思っていました。

 

 

完全週休3日制も。会社のフォローは手厚く、自主性を重視した働き方

 

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