1ヶ月お店を閉めたら、スタッフが急成長!? Broccoli playhairのC&E制度とは?

スタッフがチャレンジの意味を肌で理解してくれた

 

 

構想してから実施まで半年、そして実施からさらに半年が経った今、ふとした瞬間でより一層スタッフの成長を実感しています。

 

先日、僕が「毎月1回土日に休みたい」というお願いをスタッフにしました。C & E制度実施期間に3つのレースに出場し、ますますトレイルラン熱が盛り上がってきて。それで普段からレースにもっと出場したい! と思ったのですが、レースって基本的に土日の開催なんです。でも、中には難色を示すしっかり者のスタッフもいそうだな…と思っていました。

 

ところが、スタッフ全員から「ヒデキさんにとってそれがチャレンジなのであれば、すごくいいことだと思います」とポジティブな意見が返ってきたんですね。僕がオーナーだからって自由に休めるのはずるいという発想ではなく、チャレンジがもたらすものを実感としてわかっている、だからこそ出た言葉だと思っています。

 

 

休業期間後、サロンワークに戻ってすぐは、思わず泣きそうになるくらいスタッフみんなの成長を大きく感じていたのですが、半年経つとその成長した姿がベースになってきます。そう考えると、今後もC & E制度を続けていって、毎年みんなが成長すると、どこまで行けるのか…どんな姿になるのか…想像してみただけで、ワクワクします。

 

1年後のお休みがあるから、今すべきことが見えてくる

 

 

C & E制度は1回きりのイベントではなく、来年以降も毎年実施します。また夏に1カ月休みがあるぞとわかっていると、ふとした瞬間に「来年は何をしよう?」と考えるんですね。今から「来年は家族でハワイに行く!」とか「今度は蛇使いになる!」とか目標を立てているスタッフもいますよ。

 

そうやって先のワクワクをイメージすると、今やるべきことが見えてくるんです。例えば海外に行くなら英語を勉強しようとか、いくら貯金をしなくちゃいけないだとか。そうすると毎日の生活が変わってくる。僕自身、人との付き合い方まで変わりましたし、それをみんなも実感しているのではないかと思います。

 

まだ、他のサロンで「うちも導入したい」という話は聞いていませんが、こんないい制度だから、全力でおすすめしたいですね。とはいえ制度自体もまだブラッシュアップ中です。例えば、来年はBroccolis playhairとB2でC & E制度実施の期間をずらすことも考えています。また、事前の計画内容によって、会社として金銭面での支援をしたりとか…そんなこと言っているからお金が貯まらないのかも知れませんけどね(笑)。

 

看板犬がいることでも有名なブロッコリー。お店に入ると「からあげ」と「ちょんまげ」が駆け寄ってお出迎えしてくれます

 

 

プロフィール
Broccoli playhair
代表/藤川英樹(ふじかわ ひでき)

兵庫県出身。都内サロンを経て25歳で渡豪。約1年間勤めたのち世界一周をして帰国。2012年代官山に「Broccoli playhair」を、2016年に渋谷に「Broccoli2 shibuya」をオープン。トレイルランにハマり国内外でのレースに出場するほか、ランニングチームを結成し、日々トレーニングにも励む。

 

(取材・文/若月美沙 撮影/河合信幸)

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