アシスタントのやる気を伸ばす! 独自の“教育カリキュラム”を導入する美容室3選-LIM・SNIPS・boy-

2016.02.18

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店内の雰囲気は、お客さまが抱く店の第一印象そのもの。なかでも、アシスタントがいきいきと働く美容室には自然と活気が生まれますよね。そこで今回は、アシスタントのモチベーションアップにつながる独自の教育カリキュラムを導入しているLIM・SNIPS・boyの3店舗ご紹介します。

 


 

『LIM』独自のカリキュラム「リムリレーションデイ」

 

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-サロン教育で行われている独自の教育カリキュラムについて教えてください。

 

まず、LIMでは入社1年目のアシスタントにスタイリストが一人つき、師弟関係となります。師弟関係が続く3年の間、スタイリストはアシスタントが普段抱えているサロンワークの悩みや目の前の問題を共有しながらマンツーマン教育を行っていくのですが、そのなかで月に一度サロンワークを休んで、アシスタントと一緒に外出する「リムリレーションデイ」を行っています。

 

「リムリレーションデイ」の特徴は、スタイリストとアシスタントが一緒に同じ体験をするという点です。陶芸や撮影現場への同行など外出先での内容はスタイリストによってさまざまですが、それらの体験を通して何を感じたかを共有し、そこで得たものを日々のサロンワークに活かしていくことを目的としています。

 

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-そのカリキュラムを導入した経緯を教えてください。

 

レッスンのカリキュラムのスピードと自分の学ぶスピードのズレ、コミュニケーションの取り方、自分の売りは何かなど、アシスタントには技術以外にもいろんな悩みがありますよね。でも、これまでのスタイリストとの関係性だと気を遣ってしまい、そうした悩みを誰に相談したらいいのかと迷うことが多かったんです。だからこそ教育する側も教育を受ける側も、もっと心をすり合わせていく必要があるということで、5年前に大阪、3年前に東京でも「リムリレーションデイ」が導入されるようになりました。

 

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-カリキュラム導入後、スタッフやサロンにどのような変化がありましたか?

 

導入前まではスタイリストのなかでも教えるのが得意な人、そうでない人と分かれていたのですが、弟子を持つようになったことでスタイリスト全員が教育に目を向けるようになり、教育に対して悩んで考えるという視点が芽生えたのはよかったですね。

 

僕たちがアシスタントのころはそうした教育カリキュラムがなかったので、スタイリストとアシスタントの間に距離を感じていたのですが、そうした距離がいい意味で近くなったことでコミュニケーションが取りやすくなり、働きやすい和やかな空間が作れていると思います。

 

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-スタッフ教育で最も大切にしていることは何ですか?

 

受け身ではなく自分たちから行動して発信していくという、スタッフそれぞれの能動的主体性を尊重することを大切にしています。その主体性を培うために、例えばDot+LIMでは、営業終わりの終礼でその日にお客さまに対してどういった喜び、感動を与えることができたかをスタッフ同士で共有しています。自分から起こしたアクションを発表することもあれば、「◯◯さんのここがよかった」とほかのスタッフから意見が挙がることもあり、積極的にアクションを起こして喜んでもらうこと=素敵なこと、という考えが定着していますね。

 

-現在学ぶ立場にある美容師へアドバイスをお願いします。

 

まず、サロンで師弟関係を結ぶことはなかなか難しいかもしれませんが、悩みを相談できる相手や尊敬できる人を見つけられるといいと思います。それから、自分のなりたい美容師像や人間像に対して、どうアクションを起こしていくかを考えることも大切です。

 

LIMではスタッフ同士の繋がりを深める場として、年に一度、東京・大阪のスタッフが集まる全体キャンプを行っていて、そこで自分を構成する過去を書き出して今の在り方を明らかにし、さらに近い未来の目標とそこまでの道筋を記す「自分史」をアシスタントに作ってもらっているのですが、みなさんもそうした「自分史」を明らかにしてやるべきことに取り組んでいれば、きっと目標に辿りつけると思うので頑張ってほしいなと思います。

 

プロフィール
Dot+LIM
スタイリスト/成田 仁也(なりた じんや)

16歳から美容師を始め、8年後に、LIMに入社。 その2年後に原宿店LIMCODE(現CODE+LIM)のオープニングメンバーとして上京し、現在は表参道店dot+LIMでスタイリストを務める。

 

>続いては、“SNIPS”の独自のカリキュラムを公開!

 

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